田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

グローバル英語への遠い道

2015-03-20 14:16:24 | ヒゲの毒舌
3/17 (火曜日)
昨日の酒がまだ残るなか、iPadでニュースを見ると、なんとも情けない記事が。
文科省の発表したモノですが、今の高校三年生八割の英語力は、せいぜい中卒(!)程度との事。
うっわ ~ ~
今の時代、カタカナ語は氾濫し、流行歌詞には必ず横文字の一節が入る。
日本政府は、グローバル化と煽っては、英語教育を推進してるハズです。
そんな英語万能主義社会なのに、この体たらくはナンだ!
このギャップ記事で、思い出した事が。
「 昔も、こんなことが在ったな。 」 (苦笑)
                           
東大安田講堂紛争の次の年、1970年春。
ヒゲは京都・D大で、英語の授業に臨みました。
新しいテキストを拡げると、 「 何だ、ずいぶん易しい英語本だな? 俺たちを馬鹿にしてるのか? 」
易しい理由は、直ぐに分かりました。
教室の後ろに陣取った一群。
その中のひとりに、テキストを読む様に指示が出ました。
なにしろ “ 高1程度の簡単な英文 ” ですから、 「 わざわざ読ませる必要もあるまいに 」 と、
ヒゲは頬杖をついた。
そんな考えが、大間違えだったのです。
その学生は、読むとは名ばかりの引っかかりモッかかり。
その隣の学生も同じでした。
中高一貫教育で、エスカレーターの無試験で入学して来た連中です。
難英文の入試とは無縁で過ごした優雅な学生。
そいつらにも理解出来るテキストと云うと、 “ 中卒程度のモノ ” しかありません。
学校側の止むを得ない選択でしょう。
全船団方式を採用して、落ちこぼれを減らすしかありません。

その年から45年も経過して、ハワイや英国には自由に渡航して、外国人に話し掛ける事も出来る。
タブレットでは、英語の勉強用のアプリを簡単に手に入れられる。
そんなに恵まれた環境なのに、今でも日本の学生は中卒程度の英語力しか出来ないのか?
これじゃあ、教える大学の先生達の苦労がしのばれるハズです。
高校の授業では、一体何を教えているんだろう?
オジサン達の時代、海外旅行なんて夢のまた夢でした。
   
兼高かおるさんの海外旅行のTV番組が、唯一の窓口。
一生懸命、発音を口真似したモノです。
勉学の道具と云えば、英語辞書だけでした。
そして、最強のアプリ(?)は、 “ 赤尾のマメ単 ” ぐらい! (笑)
                                 
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