田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

熊本の日本酒事情

2015-03-28 18:07:53 | よもやま話・酒編
知人と酒を飲む時に困るのが、お店の選定だ。 (何度も話題にしている事だが ・・・)  
特に日本酒が好きな相手だと、熊本では店選びに困ることが多い。
困る原因の最大は、ヒゲの姿勢の問題がある。
畳や板張りの店では、長くは楽しめない。
座面が狭い椅子でも長く保たない。やっかいです。
ヒゲは、ヘソが天井向く様な姿勢でないと、エコノミー症候群で、青ざめて倒れるのです。(笑)
               
さて、熊本でのお酒の歴史は、80年代の田園の 『 名酒リスト 』 から始まった。 
突然登場したソレを、近くの同業者のママさん達が、ただひたすら写しにやって来た事が
問題の発端。
      
単に銘柄だけを頂いて帰った結果、ママ達はその後どうなったのでしょうか?
                            
「 じゃあこの中で、どれが燗付けにイイですか? 」
或いは、 「 この熟成肉のステーキには、どの酒が合いますか? 」 と問われて
絶句してしまう。
コピペだけで、酒選びのプロセスでは何の汗もかいて無いから、応用が効きません。
折角、大変な思いして、名の売れた銘柄の酒と云うハードを集めた飲食店。
しかし、ハードだけは揃えたけど、ソフトは何もないと云うことに。
自分で苦労して選んだ酒で無いから、味さえ分からない。
勿論、客が 「 この料理には、どのお酒が合いますか? 」 など質問でもすれば大混乱。
「 どのお酒も大変美味しいと、酒屋さんが言ってましたがね。 」 と店主は
首をひねるばかりです。

さらに店選びは、酒だけにとどまりません。
肴も、せいぜい二品ぐらい酒呑みの琴線に触れる様なモノが置いてある処。
大トロみたいな贅沢品は要らないのです。
                 
食器も、出来れば100円ショップの中国物でないものを。
                              
もちろん、お運び係りが、お猪口に指先を突っ込んで持ってくる店は論外です。
いわゆる、指ぽちゃ店員が居る処はあきらめましょう。

案外困るのが、燗酒を飲む時です。 燗付け器の設備が無い店が多いようで。
電子レンジでチンして持って来られて、お銚子の中の酒が泡吹いていると興ざめ。

店の雰囲気も大きい。 せめて、他客との、最小限の仕切りぐらい欲しいもんだ。
完全個室までは要らないけど、余りに周りが騒がしいと、酒が不味くなる。
                    
そして、最近増えたのが、日本酒がやたら高い店です。
ある種、有名人気銘柄だけを無理して集めた為、目が覚める様な値付けになったのでしょう。
ヒゲみたいに多飲する者には、辛い設定です。 (笑)
       
この写真は、久しぶりに見た手長エビ。 “ じゃくま ” とも言う。
カァちゃんが長男宅に行った折、冷凍庫に在ったものを料理したそうで、メールで送ってきた。
天然ものだから、サイズはまちまちだったが、見事な上等もの。
酒が欲しくなる一品だ!

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コメント (2)
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