田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

ビリボーイ~漢字と熊本城マラソン

2016-03-11 13:07:26 | ヒゲの毒舌
3/1(火曜日)  新聞を拡げたヒゲは、思わずムカついた。
漢字のトメ・ハネに関しては、厳密さは無用だとのお役所通達が。
じゃあ、55年前のアレは、一体なんだったのか?
                       
今日も、小学生ヒゲは残されています。
国語の漢字の成績が悪い生徒は、放課後、勉強のやり直しをさせられるからです。
いつも10名程の生徒が残されれ、履修の出来た者から帰っていいルールです。
そして、ヒゲは必ず最後のひとりになります。
近くのお城の木々では、カラスが帰る支度をしています。
「 カア~ カア~ 」 と鳴く声が、まるで、ひとり居残りの少年ヒゲを
あざけっているようです。

実は、漢字のトメ・ハネが分からないから、途方に暮れてるのです。
やがて、夕刻が過ぎ、教室は暗くなり、黄色い電球が点けられます。
半べそかきながら努力しますが、どうにも合格しません。
それには、訳があります。
漢字の勉強には、当然、習字の練習も大事ですよね。
ところで、絵とか習字とかには、絵の具やスズリなんかの道具物が必要です。
コレを持って行くのを忘れるから、ヒゲは走って取りに帰ることを命じられます。
だから、習字の時間は、毎回(!)ヒゲ小学生は、熊本城マラソンをしていました。 (笑)
現在の熊本伝統工芸館の通りに出て、お城の石垣を眺めながら、坪井川沿いを走るのです。
結局、習字の練習をする時間は無く、トメもハネも理解することはありませんでした。
  
           

とうとうギブアップして、竹○先生に、ヒゲの漢字のどこが悪いか尋ねます。
すると、教科書の活字の印刷どおりに書かねばなりませんと。
                         
机に戻り、教科書の活字を凝視すると、なるほど漢字には、ハネがちょっと有ったり、
払いが有ったりするのが確認出来ました。
しかし、トメ・ハネを鉛筆で忠実に再現するのって、そんなこと出来るの?
ヒゲ少年は天を仰ぎました。
「 ア~ カラスに成りたい。 」 「 腹へったぁ~ 」
これ以降、ヒゲは漢字が嫌いに成り、現在に到っているのでした。

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コメント (4)
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