田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

天ぷらの楽しみ

2016-04-27 18:05:08 | よもやま話・料理編
最近のヒゲは、外食でのメニューに 『天ぷら盛合わせ』 があると、必ず注文します。
最初の確認は、値段です。   
ヒゲの場合、1000円を基準に置きます。
800円ぐらいなら安い、1200円ならためらう、1500円なら高い。
まあ、一応こんな基準ですが、そんな単純ではありません。
使っているネタの質や量も、大いに関係するからです。
例えば、800円の天ぷら盛合わせに、活きの車エビ二本入っていたら、ラッキー。
1500円の天ぷら盛合わせに、痩せた冷凍エビ二本だったら、少しがっかり。
つまり、値段の “コスパ” は、ネタの質・量次第の相対的なものになります。
こんな事から、天ぷらの千差万別が始まります。
          
さて、普通(?)、天ぷら盛合わせと云うと、だいたい次の様なのが標準的なものでしょう。
《 エビ二本 ・ キス一本 ・ 野菜五種類 》
今日は、この野菜のお話を。
最初にイメージするのは、野菜の総量ですネ。
使用する器の大きさで、どの位が適量か決まる。
総量が決まれば、次に天ぷら用の野菜を選ぶのですが、さて基準は?
ここからが、料理人の個性が出てきます。
余り予算は掛けられません。

一般的なパターンは、次の様なものかな。
1. カボチャ ( 或いは、さつまいもなどの根菜類 )
2. 茄子
3. 青み  ( 青唐やピーマンなどの緑の野菜 )
4. 椎茸 ( 或いは、シメジなどのきのこ類 )
5. 玉ねぎ

1. 根菜類。  薄く切れば、早く揚がると云うのは、どうでしょうか?
   カボチャやさつまいもなどは、ある程度の厚みがあった方が旨い。
   揚げる効率を優先するかどうか?
2. 茄子。  熊本は長なすの産地。
   茄子は油と相性がイイので、天ネタには欲しい物です。
   長茄子タイプは、皮付きのまま斜めに切るのが一番手っ取り早いが、ちょっと寂しい。
   じゃあと、長方形型に切り出し、縦に包丁目を入れるのは、案外厄介です。
   一本の茄子を、上手に使いこなすのが簡単ではないからです。
3. 青み。  例えば、寿司が専門のお店での、天ぷら盛り。
   よく使用されてるのが、大葉(しその葉)や海苔ですネ。
   寿司用の品をちょいと借用しての工夫が嬉しい。
   料理店では、ししとうが多いようだ。
   予算が許せば、蕗の薹や天然タラの芽、季節のグリーンアスパラなんかが少し入っていると、
   豪華な気分に。
             
4. きのこ類。  意外に悩ましいのが、このキノコ。
   舞茸なんか、うまい具合に分けないと、天ぷらに揚がった量が、ひと口にはためらう大きさに
   なっている事があります。
   シメジなんかも同様で、房分けには注意が必要です。
   こんな簡単な所にも、料理人のセンスが光るものですよ。
5. 玉ねぎ。  コレも天ネタの人気。
   輪切り用にセットするには、爪楊枝で先に突き刺してから、カットする方法で。
   手に入ったら、ペティ・オニオンを使うのも、グッジョブかも。
                    
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コメント (2)
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