田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

教師今昔物語

2017-01-14 17:10:46 | ヒゲの毒舌
1/9(月曜日)の熊日新聞の社会面をのぞいたら、面白い記事があった。
見出しは ・・・ 《  襟元を絞め  3生徒気絶  福岡の30代講師  》 
福岡県の添田中学校での出来事だ。
男子生徒を指導する際に、制服の襟元を絞めて、悪ガキ3人を気絶(!)させていた。
一人は過呼吸になり、病院に搬送。
行き過ぎた指導として自宅謹慎。
講師は格闘技の経験者とある。
ああっ、懐かしい!?(笑)
平成の現在でも、こんな勘違い教師が居るのか。

昭和30年代、熊本城が良く見える藤園中学校。
悪ゴロの生徒たちが、戦々恐々の眼(まなこ)で見つめるのは、
技術の教師K村の持つ新品(!)の木製コンパスです。
その頃、まことしやかな噂が学校で飛び交っていたからです。

製図をする為の金属製のコンパスではなく、黒板に円を描くための
大型木製コンパスがありますネ。
先端には、チョークを挟むグリップがあります。
こんな感じ ・・・  
実際には、この木製コンパスが円を描く事は余りありませんでした。
カラテ経験者・K村が、意気揚々と肩にかついでくるコンパス。
主に、竹刀代わりに威嚇の音を出すのに使われました。

普段は、訳もなく平手で生徒の顔を打つのが得意な教師K村です。
ある時とうとう、コンパスが武器として使われ、生徒をブッ叩いて破損してしまったと噂が。
つまり、K村が新品のコンパスをかついで現れたら、生徒を殴打した噂は真実だと分かります。
だから、悪ゴロ達は廊下に並んで、真相を探るべく、コンパスが通るのをひたすら待ったのでした。

その年の12月、クリスマスが近づくと、中学生ヒゲは店の皿洗いに駆り出されます。
当時はどこでも、店屋の子供が繁忙期に店の手伝いをするのは、ごく当たり前でした。
カウンターで、オードブル皿をすすいでいるヒゲに近づく者がいました。
ヒゲが気付くやいなや、教師K村は少年ヒゲの襟元を絞めて持ち上げます。
「 おい、貴様! 勘定ばまけろ! 」    
なんて言葉でしょう。
これが、家業の手伝いをしている生徒に発する日本語でしょうか!?
さすが、格闘技の経験者です。
襟元を絞められているヒゲ少年には、息も返事も出来ません。
かろうじて 「 ボ、ボ、僕、には、分かりません。 ウゥーッ~ 」
血の気が引いて青ざめるヒゲを見て、レジ係りのおばさんが飛んできました。
襟絞めが緩み、ヒゲは気絶寸前で助けられたのです。
ぺっとツバを吐き、悪びれる事もなく、教師K村は出て行ったのでした。

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