さてさて、毎度の事ですが、ながらくお待たせ致しました続編です。 (笑)
エビの下準備 ・・・
背わたを取って、立て塩で揉み洗いをして、フキンで水気を取った海老。
見習いヒゲの作業は、ここまで。
後は、上の人の仕事になります。
これから先は、主に小出刃の登場です。
天ぷらに揚げた時に、ピンと腰が伸びた状態にする為の仕事が、エビの腰折りです。
この行程は、必ずしも必要な作業ではありません。
この仕事を省いてエビを揚げると、つの字に曲がって出来上がるだけです。
家庭で気にしないなら、このつの字揚げでもイイかもしれません。

日本人好みに、ピンと腰を伸ばした真っ直ぐな姿勢を良しとすると、後ひと仕事必要です。

エビの身には筋があり、加熱により筋が縮じみ曲がります。
特に、下半身の筋が要注意。
この筋をカットする事で、曲がらずに揚がるハズ。
ところが、こんな簡単に見える工程でも、色々なドラマ(?)が潜んでいるから、面白い。
人により、そのやり方は千差万別で、笑えるほどに違うのです。
その実録ドラマを、ご紹介します。
最初に失敗するのが、筋をカットする時の包丁の深さ加減。
切って仕舞わないように用心すると、カットが浅くなって筋が残り、曲がってしまうのです。
その失敗に懲りて、カットが大胆になると、「あらっ、シマッタ!」 となり、
尻尾を切り落としちゃうことに。
そんな時は、切れた箇所を爪楊枝で、仮のくっ付け補修をしましょう。
天ぷらに揚げた後、爪楊枝を抜くのを忘れない様にネ。

さあ、筋切りの為に相出刃を使うのですが、エビの腹身に対し直角に入れる方法と、
エビの身に対しやや斜めに入れる方法があります。
後者の方法の時、尾っぽの部分がねじれて、螺旋状になるのに注意しましょう。

この包丁で切る時も、ちょちょいと直角に3〜4箇所入れる者。
或いは、まるで腹側を蛇腹きゅうりするみたいに、斜めに細か~く入れる者がいます。
オモロいですネ。
さて、この包丁を入れた後に、今度はその部分を腰折りと云う作業が待っています。
両指で、グキッグキッとマッサージするみたいに、腰を延ばす工程です。
やり方によっては、身が細長く延ばされて、最初の長さより1.5倍ぐらいになります。
海老の歯ごたえはなくなるけど、見た目の大きさはスゴい事に。
この作業、猛者になると海老二匹を同時に筋切りして、出刃包丁でポンポンと腰折りする技が。
専門店では、包丁を使わずに指で腰折りする名人芸も。
更に、今は、スゴい楽ちん裏技があるそうです。
業務用のXプライス店等で、冷凍ショーケースを覗いてみましょう。
南洋の人たちがやってくれた、皮をむいて腰折りもしてある海老パックがあります。
たちどころに、天ぷらを揚げる事が出来るらしい。 (驚)
~~~ またまた、つづく ~~~
http://blog.with2.net/link.php?1046790
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背わたを取って、立て塩で揉み洗いをして、フキンで水気を取った海老。
見習いヒゲの作業は、ここまで。
後は、上の人の仕事になります。
これから先は、主に小出刃の登場です。
天ぷらに揚げた時に、ピンと腰が伸びた状態にする為の仕事が、エビの腰折りです。
この行程は、必ずしも必要な作業ではありません。
この仕事を省いてエビを揚げると、つの字に曲がって出来上がるだけです。
家庭で気にしないなら、このつの字揚げでもイイかもしれません。

日本人好みに、ピンと腰を伸ばした真っ直ぐな姿勢を良しとすると、後ひと仕事必要です。

エビの身には筋があり、加熱により筋が縮じみ曲がります。
特に、下半身の筋が要注意。
この筋をカットする事で、曲がらずに揚がるハズ。
ところが、こんな簡単に見える工程でも、色々なドラマ(?)が潜んでいるから、面白い。
人により、そのやり方は千差万別で、笑えるほどに違うのです。
その実録ドラマを、ご紹介します。
最初に失敗するのが、筋をカットする時の包丁の深さ加減。
切って仕舞わないように用心すると、カットが浅くなって筋が残り、曲がってしまうのです。
その失敗に懲りて、カットが大胆になると、「あらっ、シマッタ!」 となり、
尻尾を切り落としちゃうことに。
そんな時は、切れた箇所を爪楊枝で、仮のくっ付け補修をしましょう。
天ぷらに揚げた後、爪楊枝を抜くのを忘れない様にネ。

さあ、筋切りの為に相出刃を使うのですが、エビの腹身に対し直角に入れる方法と、
エビの身に対しやや斜めに入れる方法があります。
後者の方法の時、尾っぽの部分がねじれて、螺旋状になるのに注意しましょう。


この包丁で切る時も、ちょちょいと直角に3〜4箇所入れる者。
或いは、まるで腹側を蛇腹きゅうりするみたいに、斜めに細か~く入れる者がいます。
オモロいですネ。
さて、この包丁を入れた後に、今度はその部分を腰折りと云う作業が待っています。
両指で、グキッグキッとマッサージするみたいに、腰を延ばす工程です。
やり方によっては、身が細長く延ばされて、最初の長さより1.5倍ぐらいになります。
海老の歯ごたえはなくなるけど、見た目の大きさはスゴい事に。
この作業、猛者になると海老二匹を同時に筋切りして、出刃包丁でポンポンと腰折りする技が。
専門店では、包丁を使わずに指で腰折りする名人芸も。
更に、今は、スゴい楽ちん裏技があるそうです。
業務用のXプライス店等で、冷凍ショーケースを覗いてみましょう。
南洋の人たちがやってくれた、皮をむいて腰折りもしてある海老パックがあります。
たちどころに、天ぷらを揚げる事が出来るらしい。 (驚)

~~~ またまた、つづく ~~~

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