田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

天ぷらへの誘い~丸十

2018-10-09 17:42:07 | 田園ものがたり
唐芋は、さつまいも。
すなわち、“ 薩摩の芋 ” と呼ばれるように、鹿児島の特産物です。
と云う訳で、シャレ者の料理人同士では“ 丸十 ” とも呼びます。

サア〜 ご一緒に!   
    🎶  見えた  見えたよ  松原越しに 
           マルに十の字の  オハラハー  帆が見えた  ♬

                 
ほら、最近あった大河ドラマでも、丸に十の字のデザインが見えたでしょう。
鳥羽伏見の戦いの時、御所側に陣取った薩摩軍の軍旗ですよ。
                 
熊本も鹿児島に負けず、美味しい唐芋(サツマイモとはあまり言いません)が抱負です。
ヒゲが狙うのは、新物です。
子どものチンコみたいな、細長い新芋を追いかけます。
時期により、大量のパック物が出回る事があります。
価格は、高くありません。
よーく選んで、5パックほど手に入れて店に帰ります。
               
バラして、大小に分けます。
小サイズは、輪切りの直径が10mmから15mmの範囲。
これ以上のサイズは、ヒゲの好みを逸脱します。
可愛らしいを感じる大きさでないといけません。
この小サイズを、ブツに切ります。 決して、ハスには切らない様に。
コレを、レモン煮にしておきます。 
コレが、使い勝手が良いのです!
例えば、ちょっと変化球ですが ・・・
白ご飯に薄く塩して、この “ 姫丸十 ” をからませ、黒ゴマを降ります。
即席の “ 芋めし ” ですネ。
                    
で、この姫丸十から外れた大き目の唐芋は、天ぷらの姿揚げ(!)に回します。
この時は、銀座のコンちゃん(?)方式を使います。
先ず、適当に揚げた唐芋を、クッキング・ペーパーに包んで、
隣りのフィッシュ・ロースターに。
そこは、外気を閉ざした空間だから、温度変化が少ない場所です。
其所に置いて、暫く蒸らす訳です。
蒸らしが済んだ唐芋を、もう一度揚げて水分をとばして出来上がり。
姿揚げの中央当たりを手折りすると、ザラザラの断面が現れます。
ホクホクと湯気あがる石焼き芋のイメージ。
ハシリの唐芋だから、まだ甘みは少ないが、新物の丸揚げを楽しむ風情です。

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コメント (6)
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