三味一体〜酒をあおる番組

ヒゲ夫婦が晩酌を美味しく楽しむ３つの条件のひとつがテレビ番組とは、
御周知のとおりですよね。　(笑)
最近は、若手お笑い芸人がおもしろオカシク演技するのやら、ＢＬみたいな
変態モノが多いので食傷気味です。
それでも、今夏のテレビ番組には、満足気なヒゲでした。
血が滴る殺人事件がらみの刑事物が多かったのも良かったですが。　（苦笑）
まぁ一番酒がすすんだドラマが、　『　TOKYO　MER　』　でしょう。
特に、これぞ主役を食らうという役が効いていた！
脇役の賀来賢人です。
　　　　　　　　　　
内閣府のせいで、悪の手先きと成り下がった官僚。
今では政治屋の忖度とやらで、国民を顧みない代表・厚労省の役人が、
ユダ的な揺らぎを魅せる。
この裏切り者イメージの存在が、ストーリーに陰影を放って良い。
この配役がなかったら、このドラマは　「　クリープのないコーヒー　」　かも！？
古いギャグを持ち出してすみません。　
　　　　

物語は、ロケーションが変わるだけの毎度の展開。
事故現場は、トンネル　・　山奥　・　エレベーター　・　地下設備　・・・　。
ド派手な緊急出動要請が入る。
　　　　　　　　　
画面上には、落下物　・　ほこり　・　有毒ガス　・・・　等が舞い上がり、緊迫感が迫る。
そして現場では、緊急車両内での手術が始まる。
シュツエーションが変わるだけだが、飽きさせない工夫がある。
　　　　　　　　　
普段は、悪徳大臣のご機嫌ばかり伺うヒラメ官僚ユダ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　
そんなユダが、災害現場で多くの血を流して苦しむ　“　国民　”　を目撃した。
すると、忘れかけていた公僕としての良識がよみがえる。
平民は捨て置けとの上からの命令に逆らって、なんとユダこと賀来くんはメスを握り、
重症者を救う為の救急医療に挑むので御座います！
現代の政治屋・官僚不信が渦巻くの中で、まさに泣いて笑っての浪花節的な展開。

難手術の結果はお決まりの事で、奇跡的な結末は　「　この紋所が目に入らぬか～！　」的。
　　　　　　　　　　　　　　　　　
「　本日も、死者はゼロ（！）でござるゾ～　　」　の、めでたしめでたし！
　　　　　　　　　　　　　　　　　
この単純なストーリーが、団塊ボーダー親父には堪りません。　（爆笑）
酒が進んで進んで仕方な～い　

　　　　　　　
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