田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

待った⑥銀が泣いている

2021-12-14 15:32:01 | ヒゲの盤上の世界
さてさて、ご機嫌で読んでいたヒゲ。
妙な “マギレ” に気がついた。
前譜の局面の2通りの候補手で、十分なハズでした。
しかし、変な手(?)が存在したのです。
例えばヒゲが、9七桂成るとします。
すると、銀星八段は、5八銀と指す手がある。
   
この手が盲点。
なぜなら、普通はこんな手は利他的な手段です。
“バルジの戦い” で、ガス欠の独タイガー戦車に燃料を差し出す様なもの。
戦力がギリギリのヒゲに、質駒を用意したも同然だから。

読み進めると、5八銀の後、8七成り桂に、7六金がある。
そう、5八銀は角を取るためでは無く、喉元に突き刺さった7六の桂外しが目的。
一例を示すと ・・・
▲9七桂成る  △5八銀  ▲8七成り桂  △7六金  ▲7八成り桂  △同玉
▲5八角成り  △同飛車  ▲8七銀    △6七玉  ▲7六銀成り  △同玉
▲6四桂    △6五玉
   
ここで、▲8七飛車成りとすれば挟み討ち。
「 コレで決まった? 」 ようにも見えます。
しかし、少し曖昧模糊な所がありそう。
何よりも、隠居させられて “ 泣いている9五の銀 ” が復活しそうで不満。


だからヒゲは、▲9七桂成るではなく、別のアプローチに向かう。
▲6七角成り  △同金   ▲7七金!?
何て “垢抜けない” 金打ちでしょう。 (笑)
ひと昔前の表現なら、「 スッポン攻め 」 か!?
食い付いたら離さない!
こんな露骨な手で、大丈夫でしょうか? 

              ~~~  つ づ く  ~~~

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