田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

VIPルームの呪い?

2021-12-12 17:16:44 | 田園ものがたり
随分前のブログで、西銀座通り・田園の店舗設計の話をしました。
ヒゲ夫婦が一番悩んだのが、いわゆる『VIPルームを造るか?』でした。
道路側に、ちょうど良いスペースが有りました。
其処には、通りを見下ろせる完全個室が造れます。12名を迎い入れる座敷。
贅沢な造りで、毎日予約が入るのは間違いないと思われました。
色々なデザインを想像してみました。
最近は、こんな⤵部屋造りもあるようです。
  

当時の相場で、込5000円 ×  12名で、6万円。
まぁ、悪くない売上げになりそう。
設置に傾いたのですが、更に考慮したら、意外な盲点が見つかった。
常連さんから、 “ VIPルーム指定 ” で予約があったとしたら ・・・ 。
それが、もし、少人数だとしたら ??
気遣う常連さんなら 「 予算を上げるから、お願いね。 」 と言うでしょう。
しかし、そういう方々ばかりではないでしょう。
部屋代が要りますとか、予算を少し上げて下さいなんて、なかなか言い辛いもんです。

結局ヒゲ達には、この人数問題に対処するマニュアルが作れませんでした。
一回でも許可してしまうと、後に引きづるのが見えていますから。
このトラブルの元を解決出来なくて、VIPルーム設置を諦めた過去がありました。

つい最近の話しですが、こんな話が耳に入りました。
コロナの影響で、飲食店は厳しい状況に追い込まれている中での若女将の対応です。
予約の人数には広過ぎる部屋を、提供したのでした。
コロナ対策のマニュアル以上の広さだったかは、定かではありませんが、
義父にあたる社長さんが激怒して、大ゲンカ(?)に発展したらしい。
              
トラブルの内容に違いはあれど、部屋の広さの件やら親族間での仕事上のこじれに、
昔の自分達を思い出さずには居られませんでした。
頑固親父の癖を知り尽くしているヒゲはまだしも、カァちゃんは大変でしたから。(笑)

テレビ番組で、◯◯の酒場放浪記みたいなタイトルで登場する店。
親族経営のコンビで、仕事がスムーズに進むシーン。
ほのぼのとした仲良し姉妹などが演出されますよね ・・・・ 。
実態は、そんな爽やかではないと思いますよ。 (苦笑)
内実は、ドロドロした感情を抱えたまま、仕方なく運営している処もあるのでは?
特に、金銭感覚に差があると、妙にギクシャクする。
例えば、器選び ・ 調度品選び ・ 食材選び。
「 まあ~💢 こんな物に大金を費ってー (怒) 」
勘定面だけではなく、感情面に遺恨が積もることも。
他人だと多少の我慢もするが、身内だとそうはいかない。
日頃のうっ憤が積もり積もって!
             
更に、帳簿付けもずさんで、ワンマン社長が牛耳っていたら、やがては ・・・ 。
この金銭感覚の差が元で、店が破綻するリスクもある。
「 あんなに忙しく働いていたのに、貯金は無いの? エッ、借金があるッテ? 」
次の代を背負うつもりの家族には、溜め息しか出ない羽目に!

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