田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

天然鯛で、ご機嫌!

2018-03-17 20:25:14 | よもやま話・料理編
先日の熊日新聞の記事は、熊本の漁師をインタビューしたものだった。
天然鯛専門の彼のなげきが身につまされる思いだ。
“天然鯛”の価格が、昔の半分だからです。
命がけの危険な漁で収穫するのに、ガソリン代にも追いつかない。
やってられない!
        

ヒゲ達が商売していた70〜90年代、天然魚はスーパースターでした。
先ずは、量が少ない。
だから、同業者との取り合いになることも。
そんな或る日、ヒゲが魚屋に仕入れに行くと、天然鯛が鎮座している。
しかし、目の前に在る鯛は、立派過ぎるのです。
目方が重い分、価格もそれに見合う高さ!
一本買いするには、今日の客の入りが心配。
全部掃ければ、儲けも大きいが、売れ残ると仕入れ代のダメージが半端ナイ。
今風で云う、ハイリスク~ハイリターンちゅうヤツです。

それぐらい、人気者の天然タイ。
デパートの魚屋さんでは、その“カブト・中骨”(アラ)も立派な値札が付いています。
大きなモノは、2〜3000円もしていました。

そして先日、いつもの通販のカタログを見ていたら、天然タイのカブトがあります。
値付けを見たら、ナンと398円!  驚きの安値です。
ちなみに、天然タイの刺身も、養殖タイより安い価格みたいです。
欺されたと思って、アラを注文して観ました。
再び、ビックリ!!
密閉パックで冷凍品なんですが、カブトがきれいにカットされているのです。
天然物ですから、当然ながら骨が硬い。
頭の部位は、更に硬いのに、小さくカットされています。
頭を切るのは大変な作業なのに、こんなに丁寧に済ませてある。
消費者は、霜降りをするだけで良いから、ありがたい話です。

カァちゃんが、デパ地下で買ってくるアラのカットは、大きすぎるのです。
大きな出刃を出して、カットするのは大変だからと、カブト蒸しを進めるヒゲ。
ここまで処理してあるならと、鯛チリ鍋で少しずつ頂く事にした。
天然らしい皮のゼラチンぷるぷるを堪能した夜で御座いました。
       
さてと、残った潮出しスープで何をしよう。
鯛めん、雑炊もイイやん。
或いは、一晩寝かせた煮こごりを、流行り言葉の鯛ジュレと呼んで愉しもうか!?
しかし、こんな金額で流通する天然鯛に、少々、日本の将来を心配したヒゲたちでした。

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