田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

病床日記~夜這い?

2013-06-17 13:57:17 | ヒゲの毒舌
朝食が終わる頃になると、ヒゲの部屋に下から震動音が聞こえてくる。
『 MRI 』 を設置する為の工事だそうだ。
今時の病院は、こんな最新マシーンを購入しなくちゃいけないから大変だ。
返済計画を思い浮かべるだけで、茫然となる。
一日に何回転したら、ペイ出来るのか?
技術者を置いて、人件費の補てんしながらの運営。
レンタルもあるようだが、経営に絡んでくるのは同じ様に大変だ。

午後のリハビリ、ヒゲの場合は2時からです。
ベッドでの、手足の曲げ伸ばしを済ませてから、平行棒と云う器具に向かいます。
ここのリハの患者さんは、足の骨折やら脳梗塞が原因の人が多い様だ。
それと、超高齢者のおばあちゃん達だ。
動けない(動かない)婆ちゃん達をなだめすかして、リハビリさせるのは、
仕事とは云え大変だろうなぁ。
車椅子に乗って、天空をにらむ婆ちゃん達の列を見ると不気味だ。
柔軟体操するだけでも、 「 痛い、イタい 」 と悲鳴がこぼれる。

夕食時間になり、ヒゲがやっと半分程頂いた時でした。
隣室の●熊さんが、部屋を出ようとしているようです。
ナースが、急いで駆けつけます。
この病院では、夕食後、患者が部屋の外に出るのを嫌います。
  「 アラ? ●熊さん、もうご飯は済みましたか? 」
  「 ウン、もう済んだ 」
ナースが、出ない様に押し留めます。
  「 何処行くんですか? 」
  「 ウン、あっち 」
紐で縛られた半開きのドアを挟んで、押し問答が展開されてます。
  「 あっちは、女性だけの病室だから、●熊さんは行けませんヨー。 」
  「 そうバッテン、昼、あそこの女の人から、夜来る様に呼ばれたつタイ! 」

そこまで言われると、しょうがありません。
ナースは、念の為、女性の病室に確認に行きました。
そして、 「 どうぞ どうぞ 」 の返事が。
●熊さんは、意気揚々とおばあちゃん達の病室に向かったのでした。
         
           人気ブログランキングへ   http://blog.with2.net/link.php?1046790  
          ↑ 参加中です。クリックしてもらえたら嬉しいです!

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« マルクス&エンゲルス | トップ | 西部伝統工芸展 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ヒゲの毒舌」カテゴリの最新記事