田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

天然トラふぐを探せ~パート1

2012-02-22 21:43:55 | 田園ものがたり
2000年代の田園の話です。
ある病院の事務長から、注文が入りました。 「 天然トラふぐを食べたい 」 と。
ヒゲは、一応否定的に答えました。
次の日早速、取り引きの魚屋に問い合わせてみても、熊本には中々入荷しないとの事。
なるほど熊本では、安価な養殖ふぐが豊富。
天然は、下関に送った方が金に成るしナァ ・・・

其れから随分経った現在。
いつもの週刊誌屋で、立ち読みして居たヒゲ。
料理のダンチュのオープニング記事を見て、コレはいけるかもと。
普通そこには、ゲストとか有名人の記事が載るのですが、今日は編集長の自戦記が。
天然トラふぐを宅配便で手に入れての奮闘記。
疑い深いヒゲも、この記事読んで、これなら信用出来そうだと。

早速、宅配ガイドのページを覗く。
ほう、600gの “ みがき ” が、12.600円。 ヒエッ!
熊本市内の養殖ふぐ料理店あたりでは、新聞広告には6.000円位でコースが在る。
それを考えると、材料費だけで、1.2万円と云うのは、イイ値段だ。
さて、天然トラふぐの白子の値段は、 ・・・エッ? 6.000円もするの!
白子一個が、3千円超か?  セブルーガ・キャビア並みのバブリー価格だな。
これに、コウトウ葱、鍋野菜代を加えると、材料費だけで一人頭一万円にも成る。

しかし、大酒飲みを自認するヒゲが、この歳になるまで天然トラふぐを食べた事が無いとは、
世間様に顔向けが出来ない。
ここは、イッパツ清水寺の舞台で行かなくっちゃ。
次ぎの仕事は、ウチの大蔵大臣たる、山の神・オコゼを如何にダマして判を押させるかだが。
お忙しいカカァ様ですから、やたらに声を掛けてはいけません。
見ると、鼻歌で新聞読みをなさってます。
ジーッと待って ・・・ 
最後のいちページを閉じた瞬間、ヒゲは切り出しました。
「 あの~ この時期限定だそうで ・・・ 」

     

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