田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

世界ミスコン~選択の余地

2012-02-21 16:35:32 | よもやま話・酒編
先日のカァちゃん還暦誕生祝いのブログに出たセリフ。
メニュー見て酒を選ぶのに、 「 選択の余地はなさそうネ。 」 と言うヒゲのつぶやき。
これは、外食に於いての酒飲みにとって、非常に大きな楽しみが無くなった事を表します。
ひと様は、 「 ヒゲは大酒飲みだから何を飲んでも、同じじゃないか? 」 と。
まるで見境なく餌を飲み込むダボハゼみたいな奴だと、馬鹿にしますが。
ダボハゼだって、それなりの好みが御座いまして ・・・

          

70~80年代の和食の店。
日本酒は、三種類ぐらいなモンでした。
灘・伏見の、いわゆるナショナル・ブランド物を置いとけば事足りてたのです。
選ぶ基準は、ネーミングぐらい。  黄ーザクラ~  ポン
そんな時代から、日本酒 ( 特に地酒 ) の多様性が認められる時代に
変わっていったのでした。
そうして2000年代、どこの店でも10種類程度の日本酒を置くようにはなったのです。
コレが問題でして、それ迄勉強もして無い店主が、にわか仕込みで日本酒を研究すると ・・・
客が、どこそこのOO大吟醸が美味いと言うと、直ぐにリストに加わります。
雑誌・ダンチュで、日本酒特集を組むと、ソレッ! とリスト入り。

こうして瞬く間に、10種類ぐらいの銘柄は揃うのです。 なんだ、簡単だ!
どの酒も美味い、旨いの大合唱。 世界ミスコン優勝間違えなしみたいなモン。
何故なら、どれを取っても、ボイン・ぼいん・キュッのハリウッド美人。
文句なし!
日本酒なら、いずれもYK35型美女と云うとこ。
しかし、ヒゲは違います。               
最初の一杯、Mモンローが登場。
助平ヒゲは、旨いウマイと天にも登るでしょう。
さて次は? と登場したのは、Eテーラー。
ヒゲは、またもやシーザー気分で、旨いウマイと立田山には登るでしょう。
でも、これが限度。
右も左も、そんな凄いデカパイに挟まれたら、息苦しい?
次ぎは、ペチャパイ日本女性が天女に見える事でしょう。
                                 
つまり、どんな旨い美人の酒でも、これでもか! と続くのは鼻にツクのです。
しかし、現実的には、東京の専門店でも、そんな見事な酒だけを揃えているのが大半。
入り口から覗いて、カウンターに酒燗器が無くて、威張りくさった大将が居る所は、
そんな店かもしれません。
美味しい美女サケには、ありつけるでしょうが ・・・
                          ~~~ つづく ~~~

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