田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

酒と漢詩

2010-09-16 19:23:12 | ヒゲの毒舌
つい最近、息子から贈物が届いた。
漢詩のDVD ・ 10本セットの豪華品だ。

               

きっと、 『 アシネトバクター 』 を 『 足寝獏多 』 と中国語訳(ブログにて)する
父親のセンスを心配してのプレゼントだろう。
これで、もうちっと勉強しいや! と。
もう全く、トウちゃんは、何やらかんやら、忙しいというのに。(笑)

ヒゲ高校一年生の時です。
黌門を入って直ぐ右の所に、バラックがありました。
使い古された柔道場に、ベニヤで仕切りをつけたヒゲ達の教室です。
取って付けた様な室内は、建て付けはとても酷く、冬はまさに外温と変わらないくらい、
スースーとしておりました。 (笑)

そんな時代の 『 漢文 』 の授業。
N山先生の授業は、単純でした。 ひたすら “ 丸暗記 ” の音読です。
前の授業で、丸暗記の場所を指定しておいて、生徒にランダムに当てて
音読させるものでした。
それはそれで、ヒゲは嫌いではないやり方でした。
何より、今でも、その頃の漢詩文を覚えていて、そらんじる事が出来るんです。

それから30年程経った、ある日の酒仙の会。
会員のK先生の席に、いつもの様に挨拶に伺います。
と、言葉が終わる前に、盃が飛んで来ます。
返杯して、先生の同伴の方を見ると、なんとN山先生です。
「 アラーッ、先生、お久し振りです! 」
「 君が、この店をやっているのかい? 」
「 ハイ、宜しくお願い致します。 」

N先生も酒が滅茶苦茶強く、ヒゲを入れた3人で、一升瓶が2本、
アッと言う間に転がったのでした。
まさに、李白を地で行くような、大酒飲みで御座いました。

 お客様の小田様から書いて頂いた色紙
                         “ 興は 一杯(盃)の 中に在り ”
田園では、酒にまつわる色紙が、季節毎に掛けかえられていました。

 ~~ おまけに付いていた手ぬぐいの水墨画 ~~
寝そべって酒を飲む姿勢が、ヒゲそっくりなので、カァちゃんが壁に飾りました。(大笑)





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1 コメント

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王維 (middle-mountain)
2010-09-16 22:13:10
高校時代、漢文で習って以来、
忘れられないのが、以下の漢詩

元二の安西に使いするを送る 王維

渭城(いじょう)の朝雨 軽塵を浥(うるお)す
客舎(かくしゃ) 青青 柳色 新たなり
君に勧む 更に尽くせ 一杯の酒
西のかた 陽関を出づれば 故人無からん

きゃくしゃせいせいりゅうしょくあらたなり、
きみにすすむ さらにつくせ いっぱいのさけ!、と朗読するときの感興!
高校生時分は、酒がこんなにおいしいものとは
しりませんでしたが。

話はがらりと変わって、

東シナ海ガス田、日本名白樺、中国側は春暁と
命名している。

孟浩然の「春暁」
春眠暁を覚えず、以下 略

春の夜はまことに眠り心地がいいので、朝が来たことにも気付かず、つい寝過ごしてしまう、の意味です。
敗戦後、眠り続けている日本を揶揄しているように私は感じます。
日本の排他的経済水域内で、船に体当たりした漁船(?)の船長以外の乗組員(?)は全員、中国に帰したそうです。(数日前の熊日に載ってました。)日本はまだまだ眠り続けるのでしょうか。致命的な寝過ごしにならないように祈るばかりです。
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