今(21日am10:00)高校野球は 新潟の日本文理 と 富山商業の対戦をしている。 3:1 で8回表 富商の集中打撃で一気に4点を入れて 3:5 と逆転した。日本文理もなかなか打撃力が強く8回裏に1点追加、 最後までどちらが勝つか分からない試合となった。・・・・・
アッ! 9回裏 1 outから日本文理さよなら2ランホームランで 6:5 劇的な日本文理の勝利となって終わった。
新潟も 富山も 私にとっては 親しみのある土地だが 特に富山は若い日に何度も行った剱、立山のある県で 思い入れが強い。夏が来れば 夏山に行くのが何よりの楽しみで 毎年 「今年はどこへ行こうか」と いろいろと画策する。主に北アルプスが好きだった。長野県から、岐阜県から、富山県から 北アルプスの気高い山域に入る。そこには 穂高岳、槍ヶ岳、三俣蓮華岳、雲ノ平、高天原、薬師岳、立山、剱岳、白馬岳、朝日岳、燕岳、常念岳、蝶ヶ岳、そしてその周辺の山々、時に黒部の源流で岩魚を釣り、川原で火をおこして塩焼きをして食べたこと、山小屋では 小屋の人々と親しくなって何度も訪ねた内蔵助小屋 立山の山岳警備隊の詰所では有名な剱のガイド佐伯文蔵氏などと一緒に「熊鍋」をごちそうになった上に泊めてもらったり 夜には満点の星空を眺めていたり 薬師沢の小屋では「岩魚の骨酒」もご馳走になったり、雷鳥の親子に出会ったり 中でもお花が咲き乱れる天空の稜線を歩くのは最高の気分だった。いつも 女性の友人数人との山旅だった。
いまだに夏が来ると血が騒ぐ。もう一度 あの感激を と 昨年7月中旬、昼過ぎに新潟県の蓮華温泉から白馬方面に向かったが 私は68歳 相方は78歳。 足取りは遅々として進まない。 予報に反して風雨が強く 周りは雪が残る。 とうとう 白馬大池にたどり着く前に夕刻になってしまった。 この先、どれくらい時間がかかるかもわからないので、暗くなる前にビバーク(野宿)を決断した。 初めての経験で 何の準備もない。 登山道に茂る大木の下のほんのわずかな場所を見つけて ビニルを敷き、明るいうちに 非常食を食し 雨具の下にありったけの衣類を身につけて時の過ぎるのを待った。標高は2000m位だろうか。 寒さにガタガタ震えながら 真っ暗闇の中で傘を差し 「明けない夜はない」と 時計ばかり確認しながら朝を待った。 空が白々としてきて 何とか山小屋にたどり着いた。 よく持ちこたえたものだと思った。 相方はそのまま、山小屋で寝込んでしまったので 私は一人で近くの山歩きを楽しんだ。 久しぶりの高山植物との出会いで嬉しかった。 が 帰宅して子供に「山行はもう止めるように」と言い渡された。 テレビで 昔歩いた山々を懐かしく思い出しながら 美しい山々を楽しむことにしよう。
昨年の夏山の思い出から
コイワカガミ と シラネアオイ
ゴゼンタチバナ と サンカヨウ
コバイケイソウ と キバナノコマノツメ
コマクサ
ハクサンイチゲ と コケモモ
マイヅルソウ と チャボゼキショウ
キヌガサソウ と ムシトリスミレ
雷鳥の親子
白馬大池