スプリングエフェメラルの一つである「セツブンソウ」が次々蕾を開いて 可愛い花が増えていく。 これは15年程前 篠山で地主のおばあさんが育てた苗を買ってきて 大切に増やしてきたものだ。 セツブンソウの生息地は限られている。よく知られているのは秩父山地 栃木県 愛知県鳳来町 滋賀県伊吹山や藤原岳などの鈴鹿山地 兵庫県の丹波地方 広島県の中国山地などがある。田中澄江の「花の百名山」で藤原岳の「セツブンソウ」が紹介されていたのを見て、若いころからその可愛い姿を一度見たいと思っていたが その願いがかなったのは今から20年程前のことだ、伊吹山に咲くと聞いて1合目から登って行くと 2合目から3合目にかけての登山道で出会った。 そのあと麓の集落で群生しているのを知った、高さわずか2センチほどのとっても可愛い花だ。篠山で買ってきたセツブンソウは年々増えて 春の足音を真っ先に知らせてくれる。 おしべの青い葯がはじけて 中心のめしべを受粉させる。伊吹のものは その葯の青と花弁である黄色が濃くて鮮やかに見える。白い花弁のようなのは萼、黄色いマッチ棒のようなものが花弁だそうだ。 花の仲間は「過去に河内長野で咲いた記録がある」と山深い地域を探しておられる。 どこかに咲いていたらどんなにうれしいことだろう。 4月ごろ 種が熟して来年また新しい芽が出る。楽しみな花です、
今年も花を咲かせました 2.11
2.14
伊吹野の「セツブンソウ」2004.3.11 伊吹の地で
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