on-ice off-ice

氷上のスポーツ、カーリングをやっています!カーリング以外のことも書くのでon-ice off-iceです!

カーリングって外気の影響も受けるんです

2023-10-21 19:53:01 | スポーツ
 9月のとある平日、軽井沢アイスパークにチーム練習に行ったのですが、現地に着いて車を降りても涼しさを感じませんでした。東京よりは確かに涼しいのですが、湿気が纏わりついてくるような不快な空気が漂っていて、とても避暑地とは思えませんでした。

 カーリングホールの中はもちろん氷はあるし空調も効いています。練習を開始して、最初の20分ぐらいは氷の上にじょうろのようなもので撒いた水(ぺブルといいます)が凍りきっていないのでストーンの滑りが悪いのですが、この日は時間が経ってもストーンの滑りは悪いまんまでした。ストーンの滑りが悪いときはウエイト(ストーンをデリバリーするときの蹴りの力)を上げて調整するのですが、例えば的となるハウスの円の中心を狙っていつもの調子で投げるとハウスのはるか手前で止まってしまうような状態でした。この日は最後までこんな感じでしたが、一定の強さで投げる練習もしたし、こんなコンディションで練習したことは今後の役に立つと思いつつ練習を終えました。リンクから廊下に出ると、うんざりするほど猛烈に湿った空気が襲い掛かってくる有様で、すぐに回れ右してリンクに戻りたい衝動に駆られました。

 そんな環境で練習してから2週間余り経った週末、同じ軽井沢アイスパークでの「関東選手権東京都代表選考会」がありました。もう、あの蒸し暑い空気ではありません。氷もノーマルに近い状態に戻っています。
 ところが、我々の体が覚えこんだウエイト感覚は完全にノーマルに戻っておらず、ミスショットを連発して散々な状態でした。試合を重ねるごとに徐々に感覚が戻っては来ましたが、既に時は遅く残念な結果に終わりました。

 氷は水が凍ったものであり、水は文字通り水平に拡がるので氷の表面は水平なはずと思われますが、冷凍装置の位置や外気が入るドアや建物の日当たりなどのいろいろな条件で凍り方は均一になりません。凍ったあとも、間接的に入った外気の影響や観客の数などの影響を受けて氷の状態は変化します。試合に勝つためには氷の状態の変化を素早く読み取って、適切なウエイトで投げる技術も必要になって来るのです。

 で、今回練習したことが無駄だったのか?目先の勝利は逃す結果となりましたが、特異なコンディションで練習したことはいつか役に立つはずです。次、頑張ります!!
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星降る里から富士見台高原へ

2023-10-07 17:33:29 | 日記・エッセイ・コラム
 中央自動車道は名古屋から木曽谷を通り途中から伊那谷に沿って諏訪方面へ向かいます。木曽谷と伊那谷との間は日本アルプスが横たわっているので、その下を恵那山トンネルが通っています。その恵那山トンネルの長野県側に位置するのが昼神温泉で、ここから富士見台高原まで登るのが今回の目的です。

 今回のメンバーは7人、名古屋駅に集合し、高速バスに乗っておよそ2時間で山合にある昼神温泉に到着しました。昼神温泉は開湯1973年の比較的新しい温泉で、近年は星空がきれいな温泉としても知られ、道の両側には燈篭、朝市広場、私設の天文台、星空の描かれた郵便ポストなど、明るいイメージの温泉です。




 宿泊先は「尾張あさひ苑」。愛知県の尾張旭市の保養施設ですが、尾張旭市民でなくても宿泊することができます。温泉は無色透明で浸かると肌がすべすべしました。食事も種類が多く、なかなかのものでした。






 翌朝、目が覚めると空気がひんやりしています。夜のうちに秋の空気に入れ替わったようです。空は曇っていますが、青空が広がりつつあります。バスでヘブンス園原スキー場まで送って頂き、そこからゴンドラとリフトでヘブンス園原展望台まで上がります。当初は、ゴンドラを降りたところから歩く予定でしたが、富士見台高原まで往復5時間かかりゴンドラやバスの送迎時間を考えるとタイトなので、展望台まで文明の利器のお世話になることにしました。




 展望台を出ると、いきなり急登できつそうと思ったのは束の間で、そこからは連絡バスも通る舗道で緩い下り坂になります。展望台よりも富士見台高原の標高が高いので下った分以上に登らないといけないので、下るほどに不安になります。途中でバスに追い越されましたがほとんど人が乗っておらず、「大丈夫か、このバスの採算」などと余計なことを考えてしまいます。大きな道との合流点から恵那山への分岐がありますが、途中に崖崩れが発生した箇所があるようです。バス道が終わるとログハウス風の山小屋がありますが、富士見台高原までは1時間弱で登れるので、恵那山を目指す登山者用に建てられたもののようです。立派な炊事場もあって、泊まってみたくなるような山小屋でした。
 そこを出ると富士見台高原への上りになりますが、綺麗に舗装された遊歩道のような舗道が暫く続きます。やがて、土の道になりましたが、坂は緩やかで登りやすいです。両側は熊笹に覆われていて高木がないので見晴らしはよいです。途中に神坂小屋という避難小屋がありますが、おそらく雷対策であろうと思われます。石を積み上げたケルンを右に見ながら進むと程なくして富士見台高原に着きました。









 富士山が見えたらという願いから富士見台高原と名付けられたとのことで、富士山は見えませんが、先月登った木曾駒ケ岳、数年前に登った焼岳が見えることを案内板で確認しました。そう、雲が微妙にかかっていて見えなかったのです。それでも、緑濃い手前の山々は手に取るように見え、風も涼しくて爽快でした。

 下山した夜、星空ウオッチングツアーに出かけましたが、夏の大三角にカシオペア座など明るい☆だけは見ることができましたが、薄雲がかかっていて星が降るような夜空を眺めることは出来ず、また一つ課題を残したハイキングになりました。
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