チームは一日にしてならず

　東京カーリングクラブが主催するスーパーリーグ、チーム参加のほかに個人参加も可能なので、今回は個人参加してきました。チーム参加と違って誰と組むのかわからないとはいえ、クラブ内であるしある程度は見知った人と組むようになるのですが、今回はどの方も名前は聞いたことがあるものの顔がわからない。コロナ、コロナで会員同士が顔を合わせる機会が極端に減ったせいもありますが、顔がわからないだけでなく、経験の度合いもわからない。わかっているのは、ここ数年以内に入会した方であるということだけでした。個人情報保護でメールも公表されていないので連絡もとれないまま、当日を迎えました。

　ところが、カーリングホールへ向かう途中で、１名欠席の連絡が入りました。これはある程度想定内で、３人で試合するなら投げる回数が増えるし、スイープ（掃く動作）が１人になるならウエイト（投げる強さ）の悪さ加減が見える化するし、練習にはもってこいなシチュエーションではないか！スーパーリーグはリーグ戦ではありますが、専用リンクでカーリングする機会が少ない東京のカーラーにとって、練習の場でもあり、お試しの場でもあります。
　しなの鉄道の時間の関係で会場入りしたのは試合開始の２０分前、挨拶しながらメンバーらしき人を探す、チームを組むメンバー以外は面識があるような状態だったので、難なく見つかった。コートの下にユニフォームを着ていたので、シューズ、ブラシ、手袋などを手際よく出しながら、健康調査カード集めなどのスタッフ業務をこなします。コロナ禍の開催になって久しいので、この辺は参加の方々もよく心得ていらっしゃってスムーズにいきました。



　で、今日チームを組むメンバーと打ち合わせ。私はどのポジションでも引き受けるつもりで来ていますが、メンバーの意見を尊重して聞き取ります。１人はカーリングホールみよたの協賛企業のロゴが膝に縫い付けてあります。みよたでよく練習しているとみて、「スキップやってみる？」と振ると遠慮しながらもオッケーの返事。ポジションが決定したのは試合開始の５分前でした。

　今回寄せ集めの個人参加チームは１つだけ、対戦相手はチームを組んでいる人たちです。カーリングはその場の石の配置や、氷の状態（これは試合をしながらつかんでいきます）のほか、チームメンバーの調子や癖（この人はこのショットが得意とか、時計回りに石をターンさせる方が得意など）を見ながら作戦を考えていきますが、３番目のメンバーの癖などはまったくの白紙で、１試合目は大敗。２試合目は、私がスキップを担当、同点に追いついたのも束の間、私のミスで４点を奪われる大失態が響いて２連敗😉。
　課題も多く残ったけど、よい経験ができた２試合でした。チームは一日にしてならず。。