on-ice off-ice

氷上のスポーツ、カーリングをやっています!カーリング以外のことも書くのでon-ice off-iceです!

二重料金ってどうなんだろう

2024-06-27 15:39:11 | 社会・経済
 インバウンド観光客の急増で、外国人料金を設定する動きも出ているようですが、中国では1990年代には導入されていました。(現在は解消されているかもしれません)


 この万里の長城へ向かうゴンドラのチケットですが、一方は30元、もう一方は85元の文字が見えます。30元の方は中国人料金、85元の方は海外渡航者料金のチケットです。海外渡航者が3倍弱の料金になっていますが、これはまだ格差が小さい方で、北京市内の天壇公園は中国人5角(0.5元)、海外渡航者30元と、実に60倍もの格差があるのです。当時のレートで日本円に換算すると、1元=12.5円として、中国人は6.25円、海外渡航者は375円に過ぎず、確かに60倍はうんざりしそうな格差ですが、広々とした公園と歴史的な建物に入れて375円は、自分の間隔では申し訳ないほどの安値に思えました。この頃の中国は都市部と農村部の収入の格差が大きく、中国人料金の0.5元も納得できる価格ではありました。


 チケットは万里の長城はどちらも同じような紙ですが、海外渡航者用は、歴史的なコインのレプリカが付いていたり、日本語訳のパンフが付いているところなど、若干の付加価値がついているものもありました。



 ちなみに当時の中国では中国人料金でチケットを購入するにあたり、身分証明書などの提示は求められず、中国語が上手に喋れるアジア人が購入することもできなくはなかったです。1件だけ、中国人料金で入場しようとしてみましたが、中国語で「鞄は持って入らないで」と注意され、メンバーの一人が戸惑ってしまいアウトでした。

 私としては、入場する人がそれだけの金額を支払っても満足できる料金なら、二重料金もありなのではと思いますが、どうでしょう?


万里の長城の入場券、“甲种票”、“乙种票”の文字が見えます。“甲种票”が海外渡航者用の入場券、“乙种票”は中国人用の入場券です。
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東京都選手権・・氷の外で大失敗(^_^;)

2024-06-01 19:32:18 | 日記・エッセイ・コラム
 軽井沢で年間通してカーリングが出来るようになったのは2012年からで、それ以前は秋から春にかけてがシーズンでした。つまり、軽井沢が賑わう時期にカーリングで軽井沢に行くことはなかったのです。

 コロナ騒動が5類に落ち着き、円安も進んで、インバウンドマーケティングが拡大されて外国人観光客が押し寄せる中、2024年5月に軽井沢アイスパークで開催されたカーリング東京都選手権は、軽井沢でのハーフマラソン開催とも重なって、宿泊先の確保が難しい状態に陥りました。
 軽井沢は元より隣接する佐久や小諸でも宿泊施設が取りづらい状況の中、「東京都の区の施設は余裕があるらしい、その区に住んでいなくても泊まれる」という話が流れてきました。
 ネットで検索すると、まず宿泊施設のページ、なかなかよさそうです。予約をしようとすると別のページに飛びます。確認すると、1つ目の施設は満室ですした。次に表示されている「武石本館」をクリックすると空室があったので、予約してひと安心。

 当日、1回戦に敗れて午後の試合がなくなったので、他の試合を見たりして過ごしていました。公営の宿泊施設で事前に宿泊者名簿を記入しておく必要があったので、みんなに名前等を書いてもらおうと取り出したとき、予約番号の記入が必要だったので確認しようとして予約メールをあらためて見て、「あれ?これもしかしたら軽井沢ではない?!」あらためて、その施設のWebを見ると長野県上田市になっているではないか!!
 上田市は軽井沢と長野の間にあって、確か新幹線でも軽井沢から2駅だったはず、車で1時間も走れば行けるはずと、メンバーにことの経緯を説明してお詫びして、地図情報を調べると現在地から50キロメートル、1.5時間もかかるようです。それでも、今から行けば、日が落ちる前に着けそうで、翌日の試合も遅めなので普通に朝食食べて出れば充分間に合うことはわかりました。

 いざ出発すると、道は渋滞しています。長野から軽井沢観光に来た人たちが帰るタイミングとぶつかったようです。国道を外れ、林や畑の中にたまにレストランが現れる県道を進み、ある程度行くと街があるような景色の繰り返し、ナビの示す目的地までの距離がなかなか減ってくれません。残り10キロを切る頃、県道からも外れて人家もまばらになった農道のような道になり、その先にダートになった道が見えてきた頃、「目的地です」とナビがいう。「いや、何もないんですけど。」辺りを見回しても人家がぽつりぽつりあるだけで、間違っても大きな宿泊施設があるとは思えないようなところなんです。地図を少し縮小して施設名を発見すると、目的地を再設定。農道から丘の方に向かって進路を取ります。いきなり数台の車とすれ違い、道を譲ったり譲られたり、そうこうしているうちに丘の中腹に造られた宿泊施設に到着しました。

 チェックインを済ませて部屋に入る。のんびりした温泉旅館の雰囲気である。数時間前にカーリングの試合をガチで行っていたことが夢のようである。でも、みんなには「すんません。こんなところまで来させちゃって。」と、謝るしかない。。
 少年サッカーチームの合宿で来ている子供たちが多少賑わっていますが、全体的には空室が目立ち、静かである。とにかく、これで今夜の宿泊は確保できたので、ゆっくり休みます!

 こんな風に、ある意味大きな影響はなかったとはいえ、これが試合終了が19時だったり、もっと遠い場所だったりしたら、当日キャンセルして高崎あたりに泊まったりしなければならなかったかも知れなかったと思うと、ぞっとします。
 あらためて、Webを見ると確かに軽井沢の施設から予約のページに行くと、その区の宿泊施設を一括した予約のページになっています。軽井沢はメジャーな地名ですが、他の施設はマイナーな地名だったので、その地区の字か何かで同じ敷地にある施設だろうと勝手に思い込んで予約してしまったのが間違いだったとわかります。

 飛行機も新幹線も宿泊もWeb予約の時代、旅行会社の窓口のように相槌を打って確認してくれる店員さんはいません。

 気を付けます!!

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