北國街道訪問のとき、「流行は追ってはいけません。先端をいかなくては」と書きました。ちょっと舌先は鈍りますが、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で話題の鎌倉に行きました。今回はアナウンサー講座のメンバー6人に先生とその知り合いでご案内をして下さる鎌倉在住のHさんの計8人。
鎌倉駅に降り立つと、人・人・人!!コロナ規制の縛りが一応なくなったとはいえ、人の流れが途切れません。集合場所が東口改札のあたりとaboutだったことを後悔しながらも、何とか見知った人たちを見つけて合流しました。半年ぶりですが、みなさん感染もせず元気で過ごされていたとのことで、ひと安心。
人でごった返す小町通りを僅かにかすめて脇道へ入ると人通りはほとんどありません。小町通りの喧騒がうそのようです。花屋さん、陶器屋さん、薪を置いたお店もあって北国のムードも漂う不思議なエリアですが、ここは鎌倉。そのエリアにあるレストランで昼食。お寿司を美味しく頂きました♪
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小町通りを横切り、鶴岡八幡宮へ繋がるメインルートの若宮大路に出ます。二の鳥居ではマスクを付けた狛犬さんがお出迎え。
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鶴岡八幡宮は最後にとっておくので、ここでは八幡様を背に海方向へ進みます。前に立ち寄った和菓子屋さん「松風堂」さんが閉店して、建物がとんかつ屋さんに変わってしまっていたのが淋しかったです。その若宮大路を少しそれたところにある「本覚寺」、日蓮宗のお寺さんで身延山の久遠寺の系統とのことです。洋風な感じの夷堂が異彩を放っていました。
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本覚寺を通り抜けて、少し東へ進むと妙本寺に出ます。中学校の遠足のとき(班ごとに自由行動でした)予定していながら、時間がなくなってしまいスルーしたお寺です。その後縁がなかったので、お初です。
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大きめの木々が覆いかぶさる参道で、鎌倉の歴史のミニ講座。鎌倉の基礎知識、石器時代から人が住んでいた、地名の由来が、アイヌ語のかまどの形をした山谷を示すカーマクラから来ている説、寺社の数が150あることや、これからお参りする妙本寺が比企家の屋敷があった場所で、北条氏との権力争いで血みどろの戦いの末に敗れた地であることなど、ちょっとお参りする直前には聞かない方が・・・と思えるお話を聞いて、いざ妙本寺の境内へと進みました。
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参道はやや鬱蒼とした雰囲気でしたが、境内は広めで明るい感じでした。のどかに散歩するカップルは、ここで凄惨な出来事があったことを存じているのでしょうか。知らない方が幸せかもしれませんが。。
鎌倉幕府は150年の間に2回移されたそうで、そのひとつの跡地にある宇都宮神社を通り、高級住宅街の山ノ内を通ります。売り出し中の古い物件もあります。買えるようなお値段ではないでしょうが、Hさんの「出ますよ!」のひとことに、一同、覗きかけた足が止まりました。鎌倉幕府終焉の地、新田義貞軍に追い込まれた北条一族が自害した東勝寺跡と腹切り矢倉へ。東勝寺跡は鎌倉の市街地を臨む丘の斜面にあって、草が伸びる空き地になっていましたが、立ち入ることはできません。1998年などの発掘調査では歴史を裏付ける焼けた木材などが発見されたとのことで、それらを知ってしまうと、何もない空き地に向かって無意識に手を合わせてしまいます。東勝寺の山側にある腹切り矢倉は、そのときに北条一族の一部が自害した場所。恐々進んで行くと立入禁止の看板とまだ新しい虎の子ロープ。行かれないことにむしろほっとしましたが、ロープの先に見えた洞穴とその前に建てられた塔婆が不気味さを醸し出していました。
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北条一族が滅亡の地をそのままあとにするのは気が引けるということで、その北条家を供養するために東勝寺に隣接するように建てられた「宝戒寺」をお参りし、鎌倉観光の定番の鶴岡八幡宮へ。夕方の時間帯にはいり空いてきてはいますが、いままでお参りしたどこよりも人が多いです。十年ほど前に大雪で倒れてしまった大銀杏の切り株には新しい芽が伸びつつあります。鎌倉銘菓鳩サブレの起源となったといわれる「八幡宮」の額、視線を変えると見慣れたお寺の違った一面が見えてきます。
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↑鶴岡八幡宮から見た若宮大路
締めは、八幡宮から海岸に向かって一直線に造られた若宮大路の中央に築かれた段葛、山から平地になった湿地帯を不自由なく通行するために頼朝が造らせたという説があります。ここも人は多めでしたが、混雑というほどでもなく、無事に鎌倉駅に戻ってきました。
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大河ドラマで人が押し寄せる街でしたが、歩き方を工夫し、ちょっとだけ歴史を学ぶだけでゆったり回ることができて、とっても有意義な鎌倉散歩でした。
でも、楽しみにしていたお土産の「クルミっこ」も「鯵の押しずし」も品切れ、お土産は早めに買っておいたほうがよいみたいです。
鎌倉散歩のブレイクタイムに如何でしょう!ご当地アイス!
鎌倉駅に降り立つと、人・人・人!!コロナ規制の縛りが一応なくなったとはいえ、人の流れが途切れません。集合場所が東口改札のあたりとaboutだったことを後悔しながらも、何とか見知った人たちを見つけて合流しました。半年ぶりですが、みなさん感染もせず元気で過ごされていたとのことで、ひと安心。
人でごった返す小町通りを僅かにかすめて脇道へ入ると人通りはほとんどありません。小町通りの喧騒がうそのようです。花屋さん、陶器屋さん、薪を置いたお店もあって北国のムードも漂う不思議なエリアですが、ここは鎌倉。そのエリアにあるレストランで昼食。お寿司を美味しく頂きました♪
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小町通りを横切り、鶴岡八幡宮へ繋がるメインルートの若宮大路に出ます。二の鳥居ではマスクを付けた狛犬さんがお出迎え。
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鶴岡八幡宮は最後にとっておくので、ここでは八幡様を背に海方向へ進みます。前に立ち寄った和菓子屋さん「松風堂」さんが閉店して、建物がとんかつ屋さんに変わってしまっていたのが淋しかったです。その若宮大路を少しそれたところにある「本覚寺」、日蓮宗のお寺さんで身延山の久遠寺の系統とのことです。洋風な感じの夷堂が異彩を放っていました。
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本覚寺を通り抜けて、少し東へ進むと妙本寺に出ます。中学校の遠足のとき(班ごとに自由行動でした)予定していながら、時間がなくなってしまいスルーしたお寺です。その後縁がなかったので、お初です。
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大きめの木々が覆いかぶさる参道で、鎌倉の歴史のミニ講座。鎌倉の基礎知識、石器時代から人が住んでいた、地名の由来が、アイヌ語のかまどの形をした山谷を示すカーマクラから来ている説、寺社の数が150あることや、これからお参りする妙本寺が比企家の屋敷があった場所で、北条氏との権力争いで血みどろの戦いの末に敗れた地であることなど、ちょっとお参りする直前には聞かない方が・・・と思えるお話を聞いて、いざ妙本寺の境内へと進みました。
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参道はやや鬱蒼とした雰囲気でしたが、境内は広めで明るい感じでした。のどかに散歩するカップルは、ここで凄惨な出来事があったことを存じているのでしょうか。知らない方が幸せかもしれませんが。。
鎌倉幕府は150年の間に2回移されたそうで、そのひとつの跡地にある宇都宮神社を通り、高級住宅街の山ノ内を通ります。売り出し中の古い物件もあります。買えるようなお値段ではないでしょうが、Hさんの「出ますよ!」のひとことに、一同、覗きかけた足が止まりました。鎌倉幕府終焉の地、新田義貞軍に追い込まれた北条一族が自害した東勝寺跡と腹切り矢倉へ。東勝寺跡は鎌倉の市街地を臨む丘の斜面にあって、草が伸びる空き地になっていましたが、立ち入ることはできません。1998年などの発掘調査では歴史を裏付ける焼けた木材などが発見されたとのことで、それらを知ってしまうと、何もない空き地に向かって無意識に手を合わせてしまいます。東勝寺の山側にある腹切り矢倉は、そのときに北条一族の一部が自害した場所。恐々進んで行くと立入禁止の看板とまだ新しい虎の子ロープ。行かれないことにむしろほっとしましたが、ロープの先に見えた洞穴とその前に建てられた塔婆が不気味さを醸し出していました。
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北条一族が滅亡の地をそのままあとにするのは気が引けるということで、その北条家を供養するために東勝寺に隣接するように建てられた「宝戒寺」をお参りし、鎌倉観光の定番の鶴岡八幡宮へ。夕方の時間帯にはいり空いてきてはいますが、いままでお参りしたどこよりも人が多いです。十年ほど前に大雪で倒れてしまった大銀杏の切り株には新しい芽が伸びつつあります。鎌倉銘菓鳩サブレの起源となったといわれる「八幡宮」の額、視線を変えると見慣れたお寺の違った一面が見えてきます。
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↑鶴岡八幡宮から見た若宮大路
締めは、八幡宮から海岸に向かって一直線に造られた若宮大路の中央に築かれた段葛、山から平地になった湿地帯を不自由なく通行するために頼朝が造らせたという説があります。ここも人は多めでしたが、混雑というほどでもなく、無事に鎌倉駅に戻ってきました。
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大河ドラマで人が押し寄せる街でしたが、歩き方を工夫し、ちょっとだけ歴史を学ぶだけでゆったり回ることができて、とっても有意義な鎌倉散歩でした。
でも、楽しみにしていたお土産の「クルミっこ」も「鯵の押しずし」も品切れ、お土産は早めに買っておいたほうがよいみたいです。
鎌倉散歩のブレイクタイムに如何でしょう!ご当地アイス!
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