on-ice off-ice

氷上のスポーツ、カーリングをやっています!カーリング以外のことも書くのでon-ice off-iceです!

Accident 2021夏

2021-08-21 16:00:41 | 日記
 昨年に引き続きほとんど何処にも出かけない夏が過ぎていきます。出かけないから何も起こらない。何も起こらないからブログに書くことがない。これでは、夏休みに何処にも連れてってもらえなかった小学生の絵日記ではないか!?

 そんな昨日、ワクチン接種のために区内の施設に向かいました。同じ区内なのに不便で、バスは日に8本しかなく(東京23区にもこんな路線があるのです)、電車とバスを乗り継がないと行かれません。行きは職場から直行だったので、ちょっと距離がありますがバス1本で行けました。

 蒸し暑い昼下がり、バスの誘導をしている方に乗り場を尋ねて、バスに乗り込みました。平日の昼なのに人は多く、緊急事態宣言とは無縁に見える社内。座れないので車椅子スペースの脇に立っていましたが、川を渡るときなど、乗用車からは見えない川面や遠くの景色も見えて、なかなか面白いななんて思っていました。距離が長い路線なので途中で降りる人も多く、ひな壇のように上がった後方の席に座れてのんびりとしていたら、いきなり乗っているバスの警笛が鳴り響きました。凄まじい鳴らし方に前を見ると老人が自転車で横断歩道をゆっくり進んでいます。信号は、バス側が青、つまり老人は赤信号を無視して渡っているのです。早くから状況が見えているので急ブレーキではなかったですが、青信号の横断歩道の直前で停車し、運転士さんはマイクで「赤信号ですよ!どいてください!!」と叫ぶ。ここで老人が気づいて、そのまま渡り切るだろうと思っていると、この老人、何と横断歩道の真ん中に自転車のスタンドを立てて止めると、バスの運転席に歩み寄って、そっちが悪いとばかりに窓越しの運転士に食って掛かってきたのです(驚!)

 結局、警察を呼んで話すことになったようですが、老人は絶対に自分が正しいと自信満々で警察でもなんでも呼びやがれといった雰囲気でバスの前に立ちはだかっています。運転士さんは「脇に止めます。逃げないから空けてください。」となだめながらバスを路肩に寄せました。我々乗客は、申し訳ないですが、後続のバスに乗り換えてくださいということになりました。バスの後ろには長い車の列ができていました。
 10分ほどで後続のバスが来て、運転士さんがそのバスに事情を話に行き、私は後続のバスに乗るために降りると、丁度警察官が自転車で到着したので、状況を手短に話すと、周りで見ていた人が、「急いでいるんでしょう。私も全部見ていたから」と乗り換えを促してくれました。周囲を見ると現場はコンビニの前で、何人もの人が立ち止まって様子を伺っています。迷惑にも横断歩道の真ん中に止められた自転車も、通行人の方が歩道によけてくれていました。私は、乗客にけが人などがいないことを警察官に告げて、後続のバスで接種会場に向かいました。

 滅多に乗らないバスでとんだアクシデントに遭ってしまいましたが、私はバスでアクシデントに遭う確率は意外に高く、パリでは空港からホテルに向かうバスが一般車のドアミラーにぶつかって示談交渉していたなんてこともあるし、北海道では小銭がなくて500円玉で払おうとすると、運転士さんが「ちょっと待って」と、エンジンを止めた。何が起きたのかきょとんとしていると、「すみません。500円玉くずれる方いらっしゃいませんかー」と私が渡した500円玉を手に車内を回って両替してもらって恐縮したり、これも500円玉絡みなのですが、バスの両替機に500円玉を入れると機械が全く反応せず、営業所で換金できる金券でお釣りをもらったりと様々ですが、あらゆることに臨機応変に対応しなければならない運転士さんに感謝です。



 帰りのバスで同じ横断歩道を通過したときには、さっきのバスも老人もおらず、何とか決着がついたようでした。
(写真は今回の場所ではありません)
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