吾唯知足♪

　龍安寺の石庭には綺麗に掃き清められた玉砂利の中に１５個の石があります。ところが、どの位置から見ても一度に１４個までしか見えないと言われています。

　石庭の前に座っていると、背後で中国人観光客の「イー、アル、サン、スー、ウー、・・・あれぇ、１３しかないよ」の声が聞こえてきます。私も実際に歩きながら見てみましたが、確かに１５個見える場所は見つけられませんでした。
　その石庭を臨む方丈の北側に回ってみると、古銭の形をした“つくばい”があって、画像ではちょっと読みにくいですが、そこには中央の口の字を共有して“吾唯知足”の文字が書かれています。これは「ワレ、タダ、タルヲ、シル」と読み、禅の格言を表しているのだそうです。



　石は１４個しか見えないけど、実際には１５個あるのです。「現実の生活の中でも、本当は満たされているのに何となく不満を感じていることってないですか。」と、問い掛けているのだそうです。

　ひとつのことを説くために建物と庭で表現する日本の文化に感心させられまし

６月、水無月、氷の上で・・・

　避暑地軽井沢に通年のカーリングホールがオープンして３度目の夏を迎えようとしています。６月６日の土曜日、その軽井沢アイスパークに練習に行って来ました。
暑い東京を脱出して・・・と言いたいところですが、この日の朝の東京の気温は１４℃。涼しいというよりも寒さを感じる陽気でした。３時間掛けて到着した軽井沢も同じような気温。。避暑という雰囲気ではありませんが、６月にカーリング専用シートで練習できるのはありがたいことです。東京でも月に２回はスケートリンクで練習できるのに、わざわざ軽井沢まで行くのは、専用シートとスケートリンクでは野球で言えば野球場とバッティングセンターぐらいの違いがあって、練習できる内容も大きく異なるからなのです。

カーリングホールに入ると、一番奥のシートでは中部電力の選手達が練習していました。
我々は、経験年数もカーリングを経験してきた土地も様々な８人で、すぐ隣のシートで練習を始めましたが、隣から漂ってくる緊張感に刺激されて、みんな真剣に練習していました。



午前中の練習時間の１時間はあっという間に過ぎ去って、昼食をはさんで午後は４エンドの紅白試合、チーム分けは昼食で日替わり限定メニューの串カツ定食を食べたチームと串カツ以外メニューチームで、ひれカツ定食の私はその他のメニューチームでした。試合は前半引き離されて、後半に追い上げて同点で終了！代表者ドロー（各チームの代表者が１投して、的となる円ハウスの中心に近い方が勝ち）で串カツ以外メニューチームの勝ち！
残りの時間はチームを組みかえて２エンド試合を行うことになり、グーパーでチームを決めたところ、戦力的に偏ってしまいました。どうしようかと、メンバーを見ると眼鏡を掛けている人が４人・・・、眼鏡チームと眼鏡なしチームに分けたら、戦力も均衡した感じだったので、それでいきますか！と試合開始。。私は眼鏡なしチームでしたが、１エンド目に大量５点を取って、安心していたら２エンド目は相手のストーンがハウスに溜まって何だか怪しい雰囲気に・・・。しかも、我々のチームは最後に相手のストーンを押し込んで同点の状態になり、万事休す。。相手がラストストーンをハウスに入れたら逆転負けの展開になってしまいましたが、相手のラストショットは勢いが弱く１点追加はならず、またまた同点。時間もなかったので代表者ドローはなし。５点差を追い着かれての同点は負けに近いショッキングな結果でしたが、久し振りで専用シートで練習できて楽しい一日でした♪