2024年の大型連休は、ハイキング仲間と一緒に、メンバーが定年後に住んでいる実家がある三重県奥伊勢に行きました。伊勢神宮の南、宮川という大きな川が緩やかに流れる景色のよいところです。
道の駅と列車の駅が一緒になったところに集合し、川沿いの緩やかな上りになった道を行くこと数分、ゆるい傾斜地に田畑が広がる集落の一角に実家はありました。
周囲を散歩すると、田植えがすんだばかりで新緑の山々を水面に映した田んぼ、耕作前で草花が植えられている畑など、私にとっては目新しい景色が次々と入ってきます。田畑はどこも周りにソーラー電源を使った電気柵があります。案山子や目玉風船は見当たりません。イノシシによる被害が多いそうです。それにしても、こんなところを集団で歩いているのは珍しいのでしょう。畑の脇に車を停めて作業している方が挨拶してくれて、採れたてのいちごをくれました。その場で頂きましたが、とっても甘くて今までに食べたいちごの中でもトップクラスの美味しさでした。元は農家だった実家が田畑を貸している近所の農家さんで、放置するよりも無償で貸して手を入れてもらった方がよいようです。ごちそうさまでした。
夜は庭でバーベキュー、松阪牛の産地が近いだけに柔らかくてとっても美味しく、私がリクエストしたホタテとイカも美味でした。
翌日は、宮川沿いの公園に寄ってから、宮川の支流をさかのぼるコースを散歩しました。家が数十メートルおきにある集落で、畑のほかに観賞用の花を咲かした花壇のある家もあって、活気を感じました。集落を抜けると川は道路のはるか下に見えました。ちょっと登っただけなのに川は違った表情を見せてくれます。美しい渓流の景色ですが、降りて行くのは容易ではなさそうなので、上から楽しみました。
4月に入って忙しい日々が続いていたので、のんびりしたよい休日を過ごさせて頂きました。秋には栗拾いもできるそうで、また秋に来たくなりました。