台風が過ぎ去った24日、御在所岳に行きました。行く前から台風の心配がありましたが、前日麓の湯の山温泉入りするのに立ち寄った四日市では、駅前のバス停からコンビニまでの僅か2メートルをダッシュしただけで濡れてしまうほどのどしゃ降りで、宿泊先の湯の山温泉を流れる川は茶色く濁った水が凄まじい音を立てていました。それでも、翌日は雨が上がって晴れるという天気予報を信じて心の準備をしていました。
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あくる朝、雨が上がって日差しもちらほら見えたものの吹く風が強い。予定では裏登山道から山頂へ登って帰りはロープウェイで降りてくるのですが、様々な状況を考えて逆にロープウェイで上がって歩いて降りて来る案も考えました。ところが、この風ではロープウェイが動くかわからないのです。とりあえず、宿の車でロープウェイ駅に連れてってもらいましたが、動くかどうかは微妙な感じ。ロープウェイの職員さんの「今の状況では動かせるかわからないです。動かして午後から風が強くなって止めますというわけにもいかないので。」と、ごもっともな説明にも納得がいきます。
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少しして、ロープウェイが動くことになり、当初の予定通り徒歩で登って、ロープウェイで下りることになりました。「いざ、出発!」と歩き始めたら、ひとりの女性が「裏登山道は七の橋が落ちていて、沢を渡って行けなくもないけど危なそうだったので引き返してきました。でも、途中までもよかったですよ。」と、親切に教えてくれました。「仕方ない、行けるところまで行ったら下りて、ロープウェイで上がりましょう。」ということになり、あらためて歩き始めました。石段を下りて車も通れる広い道を少し進むと、「裏登山道1合目」の看板がありました。難なく10分の1が終わったような感じでしたが、ここからが、やや急な石段を登ってゆく本格的な登山道です。ロープウェイの下をくぐり、閉店してしまって朽ちはじめたお店の前を通ります。
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やがて沢沿いに出ましたが、この辺りから道が幾すじかに分かれていたり、行き止まりになっていたりしており、先頭の者が先の様子を見て、引き返したり進んだりするようになりました。ルートを考えながら進むのはそれで面白味もあるのですが、今回は同じ道を引き返してくるので、進むときは登れる段差も帰るときは危険なく降りられるかを考えながら進まなければなりません。「小さな砂防ダムの前を横切るときは、上から勢いよく落下する水から遠ざかると崖、近いと濡れるという感じで、「落ちるより濡れた方がマシ」と、落下する水の前を通り過ぎました。やがて、道もわかりにくくなってきたのを潮に引き返すことにしました。すると、下から家族連れが登って来ました。我々が躊躇した辺りも難なく登って来ていたのですが、我々が「七の橋が落ちて進めない」と言うと、あっさり引き返していきました。帰る足も速く、瞬く間に姿が見えなくなりました。
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ロープウェイ乗り場まで戻り、ロープウェイに乗り込み、山頂駅を目指します。先ほど歩いて上った道をかすめ、ぐんぐん上昇して行きます。支柱の高さが日本一というだけあって、かなりの高さを進んで行きます。こういうところから見るとかなり急峻な傾斜に見え、こんなところを歩いて登ろうとしていたのかと思ってしまいます。山頂駅が見えてきた頃から、谷間を通る風に煽られてゴンドラが揺れはじめましたが、幸い止まることなく山頂駅に到着しました。
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ここから山頂まではリフトもありますが、ハイキング目的で来たのに機械文明のお世話になりっ放しというわけにはいかないので歩きます。
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スキー場を横目に整備された道を進み、石段を上るともう山頂に到着です。なんとなく掛かっていた雲も風に流されていき、周囲の山々もよく見えました。ここは三重県と滋賀県の県境になっています。考えてみると、県境の尾根を登ったことはありましたが、山頂が県境の山は初めてでした。
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琵琶湖が見えるという望湖台は岩場の迫力満点
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ふだんから風が強いらしく、木がこんな感じに
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天候が良ければ富士山が見える富士見岩
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帰りのロープウェイから見た富士見岩
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朝に登った石段
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麓の湯の山温泉駅前の大道芸人わくわくブーブさん
県民割で潤った方々が投げ銭を奮発❕
県民割で潤った方々が投げ銭を奮発❕
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翌日は伊勢神宮へ行きました。三連休の最終日なので人でごった返していました。
外宮
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式年遷宮の儀式を行った場所はパワースポットに
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ハートの石
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内宮
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五十鈴川で身を清めて(川には入りませんが…)
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締めは近鉄特急の「しまかぜ」
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コロナ騒動で夏はどこにも行かなかったので、久し振りのお出掛けが楽しかったです。