on-ice off-ice

氷上のスポーツ、カーリングをやっています!カーリング以外のことも書くのでon-ice off-iceです!

西穂高を目指したハイキング

2017-07-23 10:31:05 | 日記
 「今回のハイキングは西穂高です。」の連絡を受けてネットで調べると、結構きつそう(^_^;) 図書館で「岐阜県の山」だったかな、借りてきて見たら難易度がMAXではないか!?これはハイキングの域を超えているんじゃないやろか?初めてご一緒するグループなんだけど、確かそれぞれの体力に合わせて途中で戻ったり、短いコース選んだりするので心配ないって言ってたのでどうにかなりそうだけど、ひょっとするとガチに山を目指すグループかも知れない!置いて行かれたらどうしよう(>_<)などと不安にかられていました。すると、直前の連絡で「新穂高ロープウエイの終点から西穂高独標を目指します」とあって、ひと安心。。西穂高独標は山頂の手前にあるピークで、ここから山頂までが険しい尾根筋を歩くコースになるので、ここまでならハイキングレベルで登れそうです。


 出発の日、名古屋でグループの一部と合流。列車で高山へ向かいます。仕事の関係で到着する時間がまちまちなので、いくつかに分かれての集合になっているようです。簡単に挨拶して、山頂を目指すと思ってたという話になると、「最終のロープウェイに間に合うならどうぞ、行ってきていいですよ!」と言われたけど、ロープウェイに間に合うかよりも山頂にたどり着けるかがあやしい状態で「そら絶対ムリや!」と断言しながらも、「気さくな人たちでよかった~」と安心するのでした。しかし、心配事がもうひとつ、明日の天気。。山の天気を調べると曇りと雨・・・。こればっかりは、状況を考えて判断するしかありません。


 この日の宿泊は高山市郊外の「旅館むら山」。遅く到着する組も到着して、眠りにつきました。。



 翌朝、雨は降っていないけど空一面が雲で覆われています。ここの天気だけでみたら、登って登れないことはなさそうにも思えます。でも、昨晩から寝る間も惜しんで天気を調べてくださったTさんの決断は中止。「曇りか雨で雷の予報が出ている。」とのことで、お昼まで街歩きして、そのあとタクシーに分乗して、ロープウェイ下のホテルへ向かうことになりました。尾根を行くコースで雷は危険すぎます。

 気持ちを切り替えて、高山市内散策。。

 朝市、見ているだけで楽しい


 高山といえば古い町並み






 雨がバランスよく降ってくれますように・・・さるぼぼのてるてる坊主 切なる願い


 市内散策を終えると、タクシーで新穂高温泉に行きます。天気がよければ、朝ここに着いてロープウェイで西穂高口に上がって、西穂高独標を目指すはずでした。ロープウェイ終点の視界は不良とのことでしたが、ここまで来たのだし登ってみたい人はロープウェイで上がって、今回のコースの途中にある西穂山荘まで行ってみてはということで、行くことにしました。



 ロープウェイは2本乗り継ぎで2本目が長く、ぐんぐん標高を稼いでいきます。このロープウェイのおかげで西穂高岳が近くなったそうですが、今日は遠く感じます。ロープウェイの終点は標高が2156メートル。気温は16度でひんやりします。雨が降りそうだったので合羽を着ましたが、歩き出すとたちまち暑くなって脱ぎました。道はわかりやすいのですが、途中の道標には「ロープウェイ・西穂山荘」とあるだけで距離や時間が書かれていません。ある程度進んでからは、帰りのロープウェイに間に合うか、下山してくる方に山荘までどれくらいかを聞いたり、時計の針も気にしながら登り、いよいよタイムリミットかと思われるところで引き返すことにしました。今来た道を引き返すのはビデオを逆回しするようですが、同じ道でも登りと下りでは感じ方が違っていて、これはこれで楽しかったです。



 ロープウェイ乗り場まで戻って展望台へ・・・ガスが微妙にかかっていますが、もともとの目的地の独標とさっきまでめざすはずだった西穂山荘が垣間見れました。

 この日の宿泊は新穂高温泉の「ホテル穂高」お風呂は広々として食事も美味しく、満足でした!(^_^)!







 最終日はホテル近くを散策。。河童が寝ているように見える流木、葉の中央に実がなっている不思議な高山植物も見られてよかったです。









 タクシーで高山へ戻ってお蕎麦の昼食と散歩、3時過ぎの特急でみなさんはそのまま京都・大阪へ、私は岐阜でお別れして名古屋を回って東京へ。。




 西穂高から高山市内散策に目的地が変わっちゃった感があったけど、とっても楽しい3日間でした♪
 ご一緒してくださったみなさん、ありがとうございました。また行きましょう!
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大山詣り~アナウンサーから学ぶハイキング~

2017-07-03 23:54:26 | 日記

 アナウンサーから学ぶハイキングシリーズ、今回は神奈川県伊勢原市の大山、“だいせん”じゃなくて“おおやま”と読みます。関東では古くから信仰の山として知られているそうですが、私は数年前、北陸新幹線の車内誌の記事で読んで知りました。ちなみに私は東京生まれ・・・関東人失格(^^;)

 新宿駅から小田急線で1時間程、車窓がのどかな景色に変わって伊勢原駅で降りると、駅前のバス乗り場は長蛇の列ができていました。隊長のS先生は既に到着されて駅前の様子を把握されており、「混んでいるのは電車が着いたタイミングのときだけ、バスが来れば空きます。」と、落ち着いておられました。ともかく今回の参加者7人が集まり、大山を目指してバス待ちの行列に並びました。この辺りでは大山のパンフを見ながら「おっ、今日は“酒まつり”だってよ♪ラッキー」なんて感じでした。

 「おい!こんなに人待ってるのに何でバス出さないんだ!!」と、バス待ちの客からクレームがつく一幕もありましたが、程なくしてバスがやってきて、タイミングよく座ることができました。落語家さんの大山詣りの録音を聴きながら、伊勢原の市街地を抜けて山懐の大山ケーブル下に到着。

 まず、両脇にお土産屋さんが並ぶ参道の石段を登ります。これまでのハイキングはなにもないところにバス停があり、そこを起点に登り始めたのですが、今回は信仰の山らしいスタートです。お土産屋さんが途切れ、ケーブル乗り場を横目に木々が生い茂る山に入っても石段は続き、造った人々の苦労が偲ばれます。奇岩や滝といった山におなじみの風景に宿坊や不動尊が解け込んで、それらが調和して大山というひとつの景色をなしていました。





今回登ったのが女坂、女坂があるってことは対になる男坂もあって一般的には男坂の方がきついのですが、女坂でも充分にきつかったです。視界が開けて、人工的な敷石が敷き詰められた境内に出ると、ケーブルの終点でもある阿夫利神社下社に到着です。





 下社はとても賑やかで、「酒まつり」はここで行われていましたが、ここまで登って来た疲れと、このあと歩く距離の方がはるかに長いということを認識しているので、ここで「飲んじゃお!」という勇気のある人はいませんでした。
 今日の天気はうす曇り、阿夫利神社の名は“雨乞い”に由来しているそうですが、景色を楽しみたい我々にとって雨は堪忍して欲しいと願いながら、下社を後にしました。山道をしばらく行くと、「あっ!鹿!」とメンバーの声。見ると鹿の子模様がはっきりした鹿が1頭ゆっくりと歩いているではないか!奈良公園でいくらでも見れる鹿もこういうところで見るとラッキーと思うのですが、S先生の「鹿は木々を食い荒らす害獣とされています。」の一言に自然界のバランスの難しさを感じさせられたのでした。



下社から30分程の「見晴台」でお弁当タイム。山頂を見上げると、微妙に霧が掛かっていますが、「大丈夫、行けば晴れるさ♪」とメンバーの心掛けのよさを頼りに登り続けました。山頂が近くなると、所々で視界が開けてきて疲れを忘れさせてくれます。そして、いよいよホントに疲れを忘れさせてくれる山頂に到着しました。





 山頂ではお約束のコーヒータイム♪



 さて、のんびりとコーヒーを飲み終わると、再び現実に戻されます。そう!下山です。どのルートで下るか?当初計画していた長くて緩やかなコースを取ったのでは時間がかかりすぎる。メンバーのひとりが下りのケーブルカーの最終便を調べると、かなりタイトだ!でも、それを逃したら歩いて下山しなければならない。そうなると選択肢は1つ、最短ルートでケーブルカー乗り場へ向かって下山するルートをとることになりました。とにかく、ひたすら降りる。。時間が時間だけに登ってくる人とすれ違うことはないが、元気な人に追い越される。気はあせるけど、メンバーの体力も考えながら無理しない程度に急ぐ、この加減が難しい。途中で、グループは2つに分かれて、「先行組降りてケーブルカーを止めてもらっている間に後ろの組が到着する」という冗談とも本気ともとれる話が出てきました。やがて、数時間前に来た下社の建物らしきものが見えてきて時計を見る、なんとか間に合いそうだ!安心したのも束の間、目の前の光景に頭が冷たくなる(-_- )
下社に降りる急な石段!最後にこれがあったか!!そろりそろりと降りて、ケーブルカー乗り場へ向かうとチケット売り場は閉められ、閉店間際状態。「まさか、乗れない?!」再び、時計に目をやる。まだ最終の時間前だ。乗れるはずと、駅員さんに訪ねると「チケットは降りてからお願いします。」とのこと。やがて、後ろの組も到着して、全員無事にケーブルカーに乗ることができました。



 最後は伊勢原駅前の食堂で「反省会」。今回はコースの大半が石段だったので、足の裏が結構疲れていました。やっぱり、信仰の山はあなどってはいけないというのが、今回の私の反省でした(^^;)
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