on-ice off-ice

氷上のスポーツ、カーリングをやっています!カーリング以外のことも書くのでon-ice off-iceです!

平昌オリンピック終了

2018-03-04 22:56:32 | スポーツ
 平昌オリンピック、カーリングは女子が銅メダル、男子は世界の8位でした。各チームの5人が力を結集して戦った成果です。・・・と書くと、ありきたりな表現になってしまいますが、ほんとにその通りなのです。

 以前参加したカーリングのオープン大会で、「1エンド(最初の攻防)で不利な先攻になってしまったチームは試合中1回だけオリンピック出場経験選手が代わりに投げてくれます。」という特典が付いていたことがありました。オリンピック経験選手がヘルプに入ってくれるのだから、この恩恵を受けたチームにとってはさぞかし有利な展開になることでしょう・・・と思いきや、実はこれが効果はそれほど大きくはなかったのです。もちろんオリンピック選手ですから、ラインは正確で強いウエイトも出せるはずです。ただ、指示を出すのはそのチームの人なので、ストーンを投げる方向や、そこを狙ってどれだけ曲がってくるのか、リンクの状態はどうか、ストーンを放すリリースポイントはどうか、ストーンを放したあとはスイープ(掃く)をどうするか・・・そういったことも合わせていかないと正確なショットにはつながらないのです。ストーンはチーム4人で投げるものと言われる由縁です。リザーブの5人目の選手も試合中に氷の状態や選手の状態などの情報を収集してハーフタイムに連絡したり(あれはおやつ食べるだけじゃないんです・・・)、さらにチームのメンタルケア、メンバーが病気や怪我で試合に出られないときには代わりに出られるようにスタンバイしていたりと重要な役割を果たしています。オリンピックの日本代表チームは長野オリンピックでは選抜チームでしたが、その後は普段から活動しているチームで選ぶようになったのは、そこにあると思います。アイスホッケーで韓国と北朝鮮が合同チームを組んで出場していましたが、急造チームでさぞかしお互いに苦労したと思います。カーリングの場合、オリンピックという舞台ではおそらくそれはできないと思います。←意見には個人差があります。。

 北京オリンピックまで4年ありますが、世界選手権、日本選手権など、今後もテレビ中継でカーリングを見る機会が増えると思います。ぜひ、注目していってください。

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