1月20日~22日の三日間、長野県軽井沢町のスカップ軽井沢で開催された「関東カーリング選手権大会 兼 日本カーリング選手権大会代表選考会」に行ってきました。この大会の優勝チームは「日本カーリング選手権大会」への出場権が得られるという重要な大会なんですが・・・私のチームは昨年暮れの「関東カーリング選手権トライアル」を勝ち抜けられなかったため、選手としてではなく運営スタッフとしての参加です。
大会前日の19日夜に軽井沢入りすると、粉雪が間断なく降ってすでに積もり始めていました。最初の仕事は大会パンフの作成でした。既に印刷されたものを折ってホッチキスで綴じるのですが、これが150部あって、重ねられた紙の厚さにちょっとたじろぐ。これも手分けしてやると、案外早く終わるもので、その後は飲みながら楽しく雑談して終了。
翌朝は6時起床、雪が10センチ以上積もっています。会場入りして受付の準備。受付でパンフとスコアボートに掲示するチームプレートを渡す。他のスタッフはみんな手際がよいけれど、初めての私はぎこちない。雪による到着遅れもなく、全チームが開会式に間に合ってまずはひと安心。。
開会式と組み合わせ抽選のあたりはまだ気持ちに余裕がありました。そのあと、対戦表の掲示、試合が始まるとそれぞれが審判に着きます。カーリングの審判はオンアイス統括審判がシートの両端に一人ずつ、計時審判、これはカーリングの試合では持ち時間が決められていて将棋の対局時計のようにそれぞれのチームの持ち時間がカウントダウンされるのですが、それを操作する審判で各シートに一人ずつとそれを統括する計時統括審判が一人、そして審判長と副審判長で構成されています。私はオンアイス統括審判、計時審判と計時統括審判を持ち回りで担当したのですが、試合中は何が起こるかわからないのでどれも一瞬も気が抜けない緊張の連続でした。これこそ、見るとやるとは大違いで、計時審判などは「試合をいい位置から眺められるのでいいなぁ~」なんて思っていましたが、常に試合の流れを凝視して時計を切り替えなくてはならず、うっかり試合にみとれたりすると切り換えを忘れて選手からクレームがくるといった具合。そしてもうひとつ、寒さとの戦いがあります。試合時間は通常は2時間、選手は体を動かしているから試合の中盤からは半そででプレーする者もいますが、じっとしている審判は辛い・・・厚着して何とかしのいでいます。もちろん観客と違って寒いからと席をはずすこともできません。試合は朝早くから夜遅くまであるので、その間会場に詰めっ放しです。最終日だったか、運ばれてきたお弁当の上にあった新聞紙にあった「把瑠都優勝」の記事に「へ~そうだったんだ~」といった具合で世間の出来事を無視したかのような世界でスタッフ業務に徹していました。
ただ、大変なことばかりではありません。一日目の夜にはレセプションがあって、スタッフの我々も参加させていただきました。今回のスタッフは男ばかり12人・・・。大会長のO氏に「今回初めてのスタッフの人は女子チームのテーブルで接待するように」と言われ、ミーハーな私は山梨のチームのテーブルでしっかり接待させていただきました。
大会を終えると緊張の糸が緩んだのか三日間の疲れがどっと出てきました。筋肉痛はないのに体は疲れています。試合に出ていないので当たり前なのですが、それが妙な感覚でした。
いろいろあった三日間でしたが、初めてスタッフとして参加して勉強になったことも多くありました。でも・・・やっぱり選手として参加したいですね~!来年は頑張ります!!
お菓子の差し入れ♪これはうれしかった!