神社で、地元の方と思える女性が、
摂社や末社に手を合わせる姿に、
たびたび出会いました。
その情景を撮ろうと、ファインダーを覗くのですが、
侵してはいけない、時間。
結局、シャッターボタンを押したことはなく・・・。
前橋藩主酒井忠世の奥方の難産だった為、
安産祈願を行い、子を母を救った神社。
ここ、安産・子育ての産泰神社では、全く赤の他人のカメラに、
☝ 快く映しやすくポーズを作ってくださった方もいた。
家族の喜びを共にしたい、心使いでもありました。
摂社、琴平宮の傍には、
👇 13万年前の30キロ離れた、
赤城山からの「石山土石なだれ」で
神々が鎮まるといわれ信仰された大きな巌。
上下2か所に胎内くぐりといわれる岩があって、
今は足場が悪いので、立入禁止になっています。
👇 毎年、4月18日は例祭を執り行い、
産泰神社太々神楽が奉納されるようです。
👇 幣殿に描かれている「源氏物語」
👇 本殿・シャープなデザインには、
大工棟梁の研ぎ澄まされた、力量さえ感じます。
江戸時代、上州前橋は特に火事の多かったところでした。
産泰神社に残る資料も断片で、彫刻の新しい手掛かりは、
どこかにないものかと思いますが、
目を見張る彫刻。
作者が判らないというのも、またロマンです。
写真2018.10.8 前橋・産泰神社