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八王子の与太郎河童、
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明日も、滑って、転んで・・。

鶴岡市、善寶寺・1150年の歴史

2019-09-24 08:56:20 | 関口文治郎/神社仏閣
 
 
  山形県鶴岡市の龍澤山善寶寺。
  1150年の歴史といいます。
  現地で彫刻のある神社はと聞いて訪れてみれば、
  ほっこりするエピソードをそっと教えてくれた、
  善寶寺、広報主任の篠崎英治さん。



  錆びた電車と廃線になった待合の場所に車を止め

 
 
  👇総門 1856年再建。

 
  👆 👇総門の彫刻は、きれいな木目が、
  浮いて彫り物師の意気が感じ取れます。
  彫ったのは、善寶寺お抱えの大工棟梁、
  近在に住む剣持嘉右衛門。
  彼が、善寶寺の歴史の、
  三面記事的エピソードを伝える人物。

 
 
  👇 山門1867年再建。

 
 
 
 
 
  👇関東の透かし彫りの技術の施しは、ないのですが、
  斬新なデザインは、ちょっと嬉しかった。
  彫ったのは剣持嘉右衛門さん。
 
 
 
  👇右に毘沙門天さんと、左の韋駄天さん。
  もともと、羽黒山の山門にあった彫刻でしたが、
  明治の廃仏毀釈を前に、善寶寺に移し、
  善寶寺で存在感を見せます。
  囲いがないのも、住職の心意気が感じます。
 
 
 
 
 
 
 
 
  👇山門を潜る上に、
  施した彫刻、広報主任が、教えてくれた。

 
  寺お抱え大工棟梁、釼持嘉右衛門さんは、
  総門・三門・五重塔・五百羅漢堂と彫刻を肌理細かく、
  制作した棟梁。

 
  👇 鯉を跳ね具合を構図に、
  悩んだ剣持さん、自宅に大量の鯉を飼い、
  毎日デッサンを繰り返す、凝りよう。
  
  
住職さん、目をつむっていた使いすぎる建立費用に、

  釼持さんを「馘」にして、
  後釜を弟さんに変えた。
  
 
 
 
  👇弟さんは、兄の嘉右衛門さんに相談しながら、
   彫ったと云います。
  ※が・・・鑿裁き、なかなかの腕と見受けたのですが・・。
 
 
 
 
👇五重塔  次回にします。

 
 
コメント (8)
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