春. 夏. 秋. 冬. 河童の散歩

八王子の与太郎河童、
つまづき、すべって転んで、たちあがり・・。
明日も、滑って、転んで・・。

濡れた靴が、手水を拒んだ....出羽三山。

2019-09-05 18:41:58 | 社寺
 
 
八王子、降りそうなベランダの奥の、
雨空を見上げて、煙草を一本。
ちょっと喫いすぎを気にしながら、
また一本。

鶴岡市に着いた時もそうだった。
月山に登る筈だったけど、
着いた時には雨。
八合目までは車で行けるのに、
頂上まで、案内では2時間と書いているけど、
わたしの足では、3時間かかる。

車の窓の隙間から、煙が細い板になって流れ、
斜めの糸雨に消され、
そこで、
出羽三山の宮巡り。

山伏の宿の提灯が、なんとも日本に居ながら、
異国に飛び込んでしまったかの、雰囲気。

 
法螺貝の音をだすのに1年、
ただし、出すだけ。
それから、それぞれの音色を出すのは、
修業する男のセンスだと・・。

 
 
 
 
どこで知り合ったか、いつ知合いになったか、
思い出せない、記憶に、
黙って付き合ってもらえないかと、
付き合った男が、
でこぼこ道を揺れながら着いた神社で、
白衣に着替え、脚絆を付け、鈴懸を羽織って、
袴を着け、結袈裟を下げて、
高台から景色を眺めていた私に一礼の後、
祠の前で法螺貝を鳴らして見せた。
2時間ばかり、なんで誘われたか、
判らなかった。
今でも判らない、
けれど記憶の奥に、眠っていた、
綺麗な後ろ姿が

ありありと浮かんできます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
随身門の近くの八坂講社、信者の宿屋が、
以外に存在感があって、
不敬ながら、つい立ち入ってしまった。
でも、ちゃんとお辞儀はした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
出羽三山頂上。
雨に染みた靴が、手水を拒んでしまった
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
重さ約10トン、刻銘に建治元年(1275)八月二十七日とあり、
蒙古襲来の折の伝説に、
造った由来があるという。
本日、御免ここまで・・・チョン・チョン。
 
 
 
 
コメント
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