春. 夏. 秋. 冬. 河童の散歩

八王子の与太郎河童、
つまづき、すべって転んで、たちあがり・・。
明日も、滑って、転んで・・。

鳥肌に意識が消えた、金鑚(かなさな)神社 ① 。埼玉県本庄市。

2021-03-09 20:28:07 | 社寺


上州姫街道、なんと麗しい名の街道。
生糸や麻、楮、煙草、漆を運ぶ道として、
女性の脚絆を軽やかにした道。
江戸から22里、中山道69次、
一番の賑わいを見せた本庄宿。

中山道と上州姫街道の分岐する交差点近くに、
石原銀(吟)八郎の名が刻まれた神社が、
本庄市の鎮守となって、地元の人たちの拠り所に。


👇 右のクスノキが、御神木に、
左のカヤが共に20mばかり、
境内にひと際の存在感で。


















金鑚(かなさな)神社、拝殿。








日光東照宮などの改修を手掛ける、
かつては真田家家臣、群馬県花輪に住む高松又八。
一番弟子に石原銀八郎がいて、共に公儀彫物師。
その弟子に、仏像彫りの天才、関口文次郎がいて、
国宝、熊谷市の聖天堂歓喜院を完成まじかにして、
文次郎に技を託して、病で亡くなってしまった。
その石原銀八郎の出世作と言われた羽目板の彫り物が、
ここ、金鑚神社で見るとは、思いもしませんでした。

華美を抑えた、シンプルなフォルムは、
意図して訪れたわけではない、神主さんとの、
会話で知った、石原銀八郎の作品、1724年。
鳥肌立つ思いでした。
長くなりました・・ここまでが、
今日耐えられる、思考回路です。
次回も金鑚神社、見ていただけますよう!





コメント (2)
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