9番目に試飲したイタリアワインはグレーコ ディ トゥーフォ “フェウディ ディ サン グレゴリオ(Greco di Tufo “Feudi di San Gregorio”)2013です。
昨日に引き続き同社のワインです。白桃、ライム、エニシダの香り。ぐいぐいと押しの効いた逞しい酸は心地よく唾液を誘引します。輪郭のしっかりした果実味にコリアンダーのような、ローストしたアーモンドのようなアフターテイストがあります。しかし、このナッティーな香りや味わいは感じたくありません。フィアーノと混同するからです。押しの効いた酸と判断すればグレーコなのですが、ブラインド テイスティグでファースト インプレッションを迷うと、これが迷走して取り散らかしてしまいます。平常心が大事ではありますが、思わず迷わずにはいられない、情けない自分がいます。