萩に鹿図鐔 壽景


萩に鹿図鐔 壽景
壽景は東龍斎派の名工。鉄地に揺れるような不定形の額縁、あるいは窓を設け、ここから覗き見たような構成を得意とする。この鐔では、洞穴のような部分を金銀布目象嵌で、実体不明の何かがあるような、不思議な雰囲気に仕上げている。この鐔に描かれているのは洞穴のようで洞穴ではない・・・するとなんだろう。空気感であろうか。遠い記憶の中に見た、霞む景色を思い出しているのであろうか。


萩に鹿図鐔 壽景
壽景は東龍斎派の名工。鉄地に揺れるような不定形の額縁、あるいは窓を設け、ここから覗き見たような構成を得意とする。この鐔では、洞穴のような部分を金銀布目象嵌で、実体不明の何かがあるような、不思議な雰囲気に仕上げている。この鐔に描かれているのは洞穴のようで洞穴ではない・・・するとなんだろう。空気感であろうか。遠い記憶の中に見た、霞む景色を思い出しているのであろうか。