牡丹に雪図鐔 埋忠彦右衛門
牡丹に雪図鐔 埋忠彦右衛門
冬に花開く牡丹。雪の積もった笹を添え描き、華やかな印象が漂う構成としている。牡丹は銀布目象嵌だが、その周囲に金布目象嵌により唐草文を施している。枝葉の表現ではなさそうだ。すると牡丹が放つ高貴な香りを表現したものか。唐草というと、植物が持つ永遠の生命感を意味することが多いのだが、もちろん牡丹の植物としての風合いをも加味して、実体のない香りをこのような文様美として表したものと捉えたい。
牡丹に雪図鐔 埋忠彦右衛門
冬に花開く牡丹。雪の積もった笹を添え描き、華やかな印象が漂う構成としている。牡丹は銀布目象嵌だが、その周囲に金布目象嵌により唐草文を施している。枝葉の表現ではなさそうだ。すると牡丹が放つ高貴な香りを表現したものか。唐草というと、植物が持つ永遠の生命感を意味することが多いのだが、もちろん牡丹の植物としての風合いをも加味して、実体のない香りをこのような文様美として表したものと捉えたい。