力をつけようとしている人間の足をひっぱっているものにはどのようなものがみられるでしょうか。

どういうものに時間を奪われている、どのような出来事に動員されて拘束されている、時間を提供させられているでしょうか。

この町で力をつけて外で戦える人間になってもらうためには、何がたらんのだろう。
どういう人間関係が障害となっているだろう。
という考えが、それが彼にはないから、空前の消化試合、究極の消化試合が続いている格好となっています。

この町でいても力はつかないと彼は思っているとします。それは彼にとってどういう意味なのだろう。

力をつけてからしかるべき相手に力を認めてもらうというステップが踏めなくなっているのは、中等教育や高等教育を否定してしまいました。さて、誰かにかわいがってもらわなければなりません。誰にかわいがってもらいましょう？というところで、永遠に足踏み、孤立しているからなのではないでしょうか。

この町でこれ以上力をつけられないのではないかと思ったのはなぜでしょう。どこにいても、誰に力を認めてもらうべきなのかわからないのであれば、どこに行っても同じことなのではないでしょうか。

どういう環境を残す。ある年代の人たちにどのような学習環境を提供するか。それがうまくいっているか。そういうことを考えられないのは、そんなものはさほど重要でないからと思っているからかもしれませんが、あなたはこれまでを振り返ってみて、ほとんどの人間がどういう競争をしてきたのかわからないから、学校がどのような情報・知恵を管理してきたのかわからないあなたには具体的対策をたてられないだけなのではないでしょうか。

いつか学校が独占的に管理してきた叡智というものを再び探しにあなたは訪れることができるでしょうか。