平素より筑波大学硬式野球部へのご支援、ご声援ありがとうございます。
第19回は佐藤活樹(体育4・仙台第二)と柏木爽吾(体育4・徳島北)です!
是非ご覧ください!
こんばんは。
現在、投手ヘッドコーチを務めています佐藤活樹です。
せっかくの機会なので、普段秘めている考えを記したいのですが、本音を語るのが非常に苦手なので、先代の投手ヘッドに倣い、ほろ酔い状態で執筆させていただきます。
今回のブログのテーマはズバリ「みんなの75点より誰かの120点」。
ドン・キホーテの偏愛めしをリスペクトし、刺さる人に刺さればいいや、というテンションで書かせていただきます。
興味のある人だけ読んでください。
ラストシーズンに懸ける想い
「やっと終わる」と「もう終わってしまうのか」が混ざった複雑な気持ちです。
実は最近まで、早く引退したいと思っていました。
辛かったんです、投手ヘッドという役職が。
より良い投手陣にしようと奮闘しても、だれもついてこない。
仲が良かった選手との関係が「選手とスタッフ」に変わってしまい、本心で会話できない。
自分だけが一人で、もがいて苦しむような、そんな感覚でした。
特に苦しかったのが、侍ウィークと名付けた冬季練習。
実績のない投手陣の現状を何とか変えようと、大幅な練習量の増加を図りました。
しかし、日に日に溜まる選手からの不満や、この練習が選手にとって最適なのか、という疑念からどんどん精神が追い込まれていきました。(走ってないくせに)
結果、居酒屋で大号泣。(波戸さん、神さん、一井ごめんなさい)
このほかにもヘッドをやっていれば、選手からの不満や、チームを勝たせなければという重圧など、きつい要素はたくさんあるわけで、早く引退したいと思うようになっていました。
でも最近は、「部活終わるの寂しいな」と、ふと思ったりします。
それは、隼瀬が中心となって、チームをまとめてくれているからです。
自分の成績を追い求めながら、チーム全体のことも気にしなければならないのは、本当に難しいことだと思います。
それでも、先頭で投手全体をまとめてくれている隼瀬の存在に日々救われています。
そして、その隼瀬をサポートする四年生や後輩投手達。
今までは、自分が一人でチームを無理矢理動かそうとしてきました。
しかし、今では隼瀬を中心に投手陣が自立して動いてくれていると感じています。
もっと早く頼っておけばよかったという後悔と、こんなに頼もしい仲間たちがいるという喜びを感じます。
良いチームですね。
実は先日、隼瀬と一緒に監督室に呼ばれ、川村先生からお𠮟りを頂いたとき、隼瀬がこんなことを言っていました。
「自分はこのメンバーで勝ちたいです」
同感です。ラストシーズン、みんなで勝ちましょう。
そして、この場を借りてお世話になった方々にお礼を述べたいと思います。
このブログを読んでくれている野球部外の皆さん
野球ばかりに熱中して、たくさんのご迷惑、ご心配をおかけしました。
みんなに会うのをとても楽しみにしています。
あと少しの野球人生、最後まで走り抜けますので、最後まで応援よろしくお願いします。
後輩投手陣
「ミーティングで発言するようになったな」とか、「PFやり込んで上手くなったな」とかみんなが日々成長していく様子を見るのが、本当に幸せです。ありがとう。
リーグでは、大事な場面での登板が増えると思うけど、大丈夫、みんなはめちゃくちゃ良い投手です。
自信を持って腕振ってください。
四年生
後輩から、あまり仲良くないんじゃね?的な目で見られてますが、自分はこの雰囲気も嫌いじゃないです。
むしろ気に入ってます。
四年生一人一人が、各々の仕事を全うして、チームを勝たせましょう。
一井、長曽我部
四年生がリーグで活躍してるだけで、毎試合泣きそうになっています。
「最後は四年生」、底力見せましょう。
永戸、柏木
近い立場にいる自分にもわからない苦悩や不安が、二人にはあると思います。
そんな中でも、チームを引っ張ってくれて本当にありがとう。
秋は二人を本気で勝たせたい。そう思っています。
Pスタッフ・サポート陣
専門分野を突き詰め、チームになくてはならない存在になったり、自分に足りない部分を器用に補ってくれたりしてくれる四年生、能動的に動いてくれる三年生、めちゃくちゃ助かってるし、それぞれの場所で一生懸命になれている姿はとてもかっこいいなと思います。
最後まで、選手のために一生懸命になろう。
何より、普段の会話が毎日の楽しみです。これからもよろしくね。
波戸さん
振り返れば、波戸さんはいつも自分の味方でいてくれました。
精神的に追い込まれていた自分の話を聞いて励ましてくれたこと、春リーグ後に「もう一度熱を持て」と伝えてくれたこと、他にもあらゆる場面で波戸さんに支えられてきました。
本当にかっこいい男に出会えたと思っています。これからも仲良くしてください。
家族
ゆいの母校である一高ではなく二高に行って、地元の東北大ではなく筑波に行って、教師ではなく民間企業に就職。
いつも「そっち?」と言いたくなるような選択でみんなを驚かせてきたと思います。
何の相談もなしに選手をやめると伝えた時は、とても悲しませてしまったな、と反省しています。
選手としての活躍を楽しみにしているみんなに、スタッフ転身を伝えるのが申し訳なくて、何度も電話中に躊躇して伝えられませんでした。
だからこそ、この選択が正解だったと思えるよう、日々頑張っています。
このように、自分が好きなように選択できているのは、いつでも帰る場所があると思わせてくれる三人のおかげです。
お父さん、お母さん、いつもありがとう。
ゆい、これからも一緒に親孝行しよう。
先輩たちが敗退し、自分たちの代が始まるとき、「大変な代で投手ヘッドになったな」的なことを色んな人に言われました。
正直自分も、同じようなことを思っていました。
一つ上の代に比べて、実績も実力もない投手陣、どうやって率いるべきなのか、悩みました。
でも、1人1人が一生懸命で、学年関係なくチームのために動いてくれる選手ばかり、悩む必要のない、素敵な投手陣でした。
この代で投手ヘッドができてよかったです。
あとは勝つだけ。優勝しましょう。
体育専門学群 佐藤活樹 宮城県仙台第二高等学校
平素より筑波大学硬式野球部へのご支援、ご声援をいただきありがとうございます。
今年度野手ヘッドコーチを務めさせていただいております、4年柏木爽吾です。
たくさんの4年生の笑いあり、涙ありの秀逸な文章と比べると拙い文章ではありますが、自分の想いを精一杯綴りますので是非ご覧ください
あと数ヶ月で14年間の野球生活が終わると思うと非常に寂しく感じると同時に、野球のない生活というものが全く想像できず不安になっています。
それほどまでに僕の人生において野球は大きな存在でした。
野球を通して様々な出会いや経験をすることができ、人としてかなり成長したと思います。
まず、自分の野球人生に関わってくれた方々へ感謝したいです。
野球というスポーツに出会わせてくれて、続けさせてくれた家族には本当に感謝しています。
2年の時のサマーリーグで新潟まで来てくれた試合でなんとか野球をしているところを見せることができてよかったです。
選手を辞めてスタッフとなってからも変わらず応援をしてくれたおかげで頑張り切ることができました。ありがとう。
そしてここまで指導してくださった指導者の方々、下手くそでとんでもない問題児だった自分に根気強く教えてくださりありがとうございました。
特に、藍住シニアの指導者の方々のおかげで、野球が大好きになりました。
宮崎さんに相談せずにキャッチャーを辞めてしまったことだけが、唯一の後悔です。
でも、キャッチャーを辞めてからも一番好きなポジションはキャッチャーです。
こう思えるのも宮崎さんの指導があったからだと思います。本当にお世話になりました。
ここまでは大学とはあまり関係のない話でしたが、ここからは大学野球への想いに関して書いていきたいと思います。
私のラストシーズンにかける想いとしては、なんとしてでもリーグ優勝をするという想いだけです。
そう強く思えるようになったのも、部員全員がチームの勝利のために一生懸命になっている姿を見てきたからです。
全体練習が終わってからも何時間も自主練をしている選手。
選手の活躍のために何千、何万とバッピやノックをする学生コーチ。
選手の成長のためにトレーニングやコンディショニングの勉強と実践をしている学生トレーナー。
とんでもなく細かいデータを出してくれるSSD。
チームの円滑な運営のために各方面と連携をとってくれるマネージャー。
練習のサポートや様々なアドバイスをくださる院生スタッフの方々。
細かく語ると説明しきれないような努力を部員全員がチームのためにしてくれていることがヘッドコーチをしていると本当に強く感じることができました。
これだけ全員がチームの勝利のために活動しているチームは他にないと思うし、絶対にこのチームなら優勝できると信じています。
150人全員、チームつくばとして絶対にリーグ優勝しましょう。
最後に、個人的な想いを筑波大学で出会った方々に伝えたいです。
卒業された先輩方へ
先輩方が創り上げた今の野球部が大好きです。選手時代に指導していただいた方もスタッフになってからお世話になった方も本当に感謝しています。
特に前ヘッドの森口さんには本当にお世話になりました。森口さんのチームに対する想いや考え方に触れることができたことが大きな財産です。ありがとうございました。
後輩へ
この1年間は後輩にかなり負担をかけた1年だったと思います。
それでも四年生についてきてくれて、力になってくれてありがとう。
リーグ優勝をするためには、後輩みんなの力が必要です。4年生も必死になってリーグ優勝に突き進むので、後少し力を貸してください。
指導者の皆様へ
4年間ご指導・ご鞭撻のほどありがとうございました。特に牧野さんには根気強く指導していただき、本当に感謝しています。
まだまだ練習や運営のことで相談させていただくと思いますので、よろしくお願いします。
同期へ
まず、ヘッドとして力不足であった自分に厳しく接してくれる中で、支えてくれて本当にありがとう。みんなが同期でよかったです。
最後までリーダーシップがないと言われ続けてきたけど、リーグ優勝ができるかどうかは4年生にかかっています。
みんながラストブログに書いてきた想いをガンガン出していけば必ず結果はついてきます。
俺らが努力した4年間を信じて全てを出し切りましょう。
筑波大学に来てよかった、このメンバーと野球ができて良かったと心から想います。
根性論にはなりますが、最後は気持ち。想いの強さが結果を左右するはずです。
絶対優勝しよう。
体育専門学群4年 柏木爽吾
徳島県立徳島北高校
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