冒頭、いろんな人が代わり替わり登場しては、それまでとは関係無い物語(事件)が語られるので頭の中は混乱するばかり。
同じ地域で起こっているという以外になんの繋がりもない話が次から次へと出てくる。ついていけなくなりそう…と思っていると、少しずつ共通の登場人物が現れだして、3分の1くらい読み進んだところでようやく主人公らしい人達が絞られてきて、安心した。
次第に物語の方も安定してきて、読んでいる方も何の話か徐々に理解できるようになってくる。
ただここまで読むのがかなり苦痛でくじけそうになった。
物語の舞台である、湯河原で起きた謎の多いこれらの事件を刑事と交通課の二人の警察官、そして天才囲碁棋士が解決しようと動き出す。
実際にあった事件や噂話のようなことを検証しながら、事件のいくつかが繋がっていることが次第に明らかになっていく。
ようやくサスペンスらしい展開になり、読むのが面白くなってくる。
ただ、沼の近所に住む先生のあだ名が「キツネザル」と知った瞬間、ほどろ沼の秘密が分かってしまった。
前半及び、ところどころ出てくる凝りすぎてわかりにくい構成と、逆に分かり易すぎて読めてしまう展開、天才囲碁棋士・牧場の直感がすごすぎる点が減点だけど、これだけバラバラの事柄(伏線?)をすべて繋げて解決したのは見事。読後感は良かった。
KADOKAWA
同じ地域で起こっているという以外になんの繋がりもない話が次から次へと出てくる。ついていけなくなりそう…と思っていると、少しずつ共通の登場人物が現れだして、3分の1くらい読み進んだところでようやく主人公らしい人達が絞られてきて、安心した。
次第に物語の方も安定してきて、読んでいる方も何の話か徐々に理解できるようになってくる。
ただここまで読むのがかなり苦痛でくじけそうになった。
物語の舞台である、湯河原で起きた謎の多いこれらの事件を刑事と交通課の二人の警察官、そして天才囲碁棋士が解決しようと動き出す。
実際にあった事件や噂話のようなことを検証しながら、事件のいくつかが繋がっていることが次第に明らかになっていく。
ようやくサスペンスらしい展開になり、読むのが面白くなってくる。
ただ、沼の近所に住む先生のあだ名が「キツネザル」と知った瞬間、ほどろ沼の秘密が分かってしまった。
前半及び、ところどころ出てくる凝りすぎてわかりにくい構成と、逆に分かり易すぎて読めてしまう展開、天才囲碁棋士・牧場の直感がすごすぎる点が減点だけど、これだけバラバラの事柄(伏線?)をすべて繋げて解決したのは見事。読後感は良かった。
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