伊兼源太郎初体験だったけど、もっと読みたくなる作家でした。
連続殺人事件を追う警察と新聞社の物語。
でも、よくあるような刑事と記者が独自に、あるいは協力しながら…という展開では無く、(新聞記者と警察にそれぞれ個人の主人公らしき人は居るものの)あくまでもそれぞれの組織が独自に、そしてある場面では協力するというちょっと斬新(ある意味現実的)な設定になっている。
捜査の進展状況と取材内容を巡る記者と刑事の駆け引きが一番の読みどころ。
対立しあったり、協力し合ったりの微妙な関係で、下手な恋愛小説以上に面白い。
サイドストーリ的に記者同士の対立や協力もあってこちらも面白い。
また、主人公となる記者と刑事の成長物語にもなっている。
ミステリーとしても、なかなか良くできているが、登場人物が多くてちょっと混乱する。
冒頭に一覧表があればうれしい。
新聞社の物語では先日『北海タイムス物語』を読んだけど、前近代的な人物が何人も登場してリアリティが無いと思ったけれど、ここにも似たような人物が登場する。
著者はどちらも新聞社勤務の経験があるようだけど、もしかしたら本当に居るんでしょうか…?
角川書店
連続殺人事件を追う警察と新聞社の物語。
でも、よくあるような刑事と記者が独自に、あるいは協力しながら…という展開では無く、(新聞記者と警察にそれぞれ個人の主人公らしき人は居るものの)あくまでもそれぞれの組織が独自に、そしてある場面では協力するというちょっと斬新(ある意味現実的)な設定になっている。
捜査の進展状況と取材内容を巡る記者と刑事の駆け引きが一番の読みどころ。
対立しあったり、協力し合ったりの微妙な関係で、下手な恋愛小説以上に面白い。
サイドストーリ的に記者同士の対立や協力もあってこちらも面白い。
また、主人公となる記者と刑事の成長物語にもなっている。
ミステリーとしても、なかなか良くできているが、登場人物が多くてちょっと混乱する。
冒頭に一覧表があればうれしい。
新聞社の物語では先日『北海タイムス物語』を読んだけど、前近代的な人物が何人も登場してリアリティが無いと思ったけれど、ここにも似たような人物が登場する。
著者はどちらも新聞社勤務の経験があるようだけど、もしかしたら本当に居るんでしょうか…?
角川書店