toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「アンカー」 今野敏

2020年06月14日 | 読書日記
テレビのニュース番組の専属記者の布施は興味の赴くままに取材をしているように見えて、こだわりのデスクの鳩村にはそれが面白くない。
そのうえ突然サブデスクとして送り込まれてきた栃本は鳩村の気に障るようなことばかり言う。
これでは番組が滅茶苦茶になってしまいそうだと思っていると、なんとキャスターの鳥飼と香山恵理子まで布施や栃本の味方に思え。鳩村は孤立してしまう。
頑固な鳩村と他のスタッフ達とのつまらない争いの話しかと思っていると、布施が追いかけている昔の未解決事件が徐々に動き出して物語が俄然面白くなってくる。
そうなるともうそこからは一気に読むしかなくなる。
途中で先が見えてくるけれど、物語の面白さには関係ない。



集英社
コメント
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