toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「神様には負けられない」 山本幸久

2020年12月31日 | 読書日記
義肢装具士を目指す青年たちの成長記。

物語の背景と主要人物が出そろった時点で何となくつまらなそうな予感。
なんせ義肢装具士なんて特異なな世界を目指す学校に通う学生たちの物語で、3人の登場人物もかなりキャラが濃くて、ついて行けるかな・・・と感じる。
読み進めると案の定、知らないことだらけ。。
でも、ちゃんと説明が有って知らない人にも理解できるようになっていて不安は杞憂になっていく。

主人公の二階堂さえ子、飛んでる永井真純、正義感が強くて真面目な戸樫博文の個性的な三人がなぜか気が合って、様々な出来事を乗り越え、お互いに尊重しあって成長して行く姿が上手く描かれている。

つまらなそうに思えた物語だったけれど、すぐに入り込んでいけて結局は面白く読めました。
その後の話も読みたいから、続編に期待したい。





新潮社
コメント
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