toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「パラレル・フィクショナル」 西澤保彦

2022年03月20日 | 読書日記
こういう内容の本ははじめて読んだ。
それを何というのか見当がつかなかったけれど、紹介文によれば特殊ミステリとなっていた。
確かにミステリの要素も有るけれどメーンはミステリじゃないし、強いて言えば三崎亜紀のような独自の世界を描いた物語といったところ。

この物語を成立させるための一族の複雑な相関は冒頭に相関図があるので何とか理解できる。
(というより、とても覚えきれるものではないので、それを見ながら読む必要がある。)
その一族が巻き込まれた事件の結末はストンと入って来たけれど、本質的な問題として自分に関わる予知夢の場合、予知夢に登場する自分はすでに予知夢を見て結末を知っているんじゃないのか?





祥伝社
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