「所轄刑事・麻生龍太郎」のシリーズの前編。
長かった。敦さ40mm、しかも2段組。普通の本なら4冊分。
無駄に長い。ここまで長くする必要は無いって。
「RIKO」シリーズのスピンアウトとして、登場人物の背景を描きたいというところは有ったかもしれないけれど、半分以下の長さになるし、その方が面白さは倍増する。
現在の物語の間に過去の出来事が挟まる形式だけれど、これが読みにくいうえに現在の物語の中で詳しく触れられているのでその部分は全く必要ない。
これから読む人は、過去の部分は飛ばして良いですよ(笑)
殺人事件が起き、捜査によって被害者や周辺の過去が徐々に明らかになって行くものの物語自体はなかなか進んでいかない。
少し嫌になりかけてきた真ん中あたりで、突然の展開。
そこから一気に物語が面白くなるかと思いきや、余計なサイドストーリが多すぎる。
男同士のからみの場面は何のために有るのか必要を感じないし、ただ気持ち悪いだけなんだけど。。。これはなんなんだ・・・・?
2002.10.5
角川書店