toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「インサイド」 佐藤まどか

2024年02月13日 | 読書日記

インドのカースト制のような感じで、上流階級、中流階級、下流階級、底辺と生まれながら区別される国が舞台。
その国では階級によって住む場所も違うし、上流階級は特権階級でそれ以外とは生活水準などすべてが違う。
そんな国にある特別な施設に集められた4人の少年と2人の少女達の物語。

途中までは、その施設の秘密に迫る・・・と言ったミステリみたいな内容だったけれど、結局詳しいことは何も分からないまま終わってしまった。
物語そのものは佐藤まどからしく予定調和に進んでいくけれど、中途半端なエンディングで不完全燃焼。

6人の中で、主人公格のキイは下流階級のみなしごの設定なのに、やけに思慮深いし、知識も持っていて不自然だった。

 

 

 

 

2024.1.16

静山社

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