toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「浅草迄」 北野武

2020年12月01日 | 読書日記
小説かと思って読み始めたら著者の自叙伝。
(でも巻末に「*この小説はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。」って書いてある・・・。)
北野武のことは別にファンでは無いし、特に興味もないから読むの辞めようかと思ったけれど、結構面白くて結局最後まで読んでしまった。

3部構成になっていて、最初は幼少期から大学に入学するまで。
かなりの悪ガキぶりだけど、この時代は程度の差は有るけれどみんなそんな感じだと思う。

次が高校から大学生時代の話で、高校時代の話は同じ話ばかり登場する。
明治大学のことをぼろくそに書いてるけど、明治出身の人が読んだら泣くかも・・・(笑)。

最後は浅草に有ったユニークな店の話。

構成がちゃんとしてなくて、思いつくまま書いた感じで話がどんどん脱線していき元に戻ってこない。
パラグラフの始まりが「まずビートルズの洗礼を受けた。」なのに、その後ビートルズの話は一切出でこなかったりする。



河出書房新社

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