toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「壺の中にはなにもない」 成井昭人

2020年11月27日 | 読書日記
有名な陶芸家の孫として生まれ、何不自由なく育った勝田繁太郎。
人を思いやるという気持ちや世間を気にするということが全くなく、自分の思うままに生きている変人だけど、祖父だけは彼に才能を認め後継者にしようと考えていた。
そんな繁太郎が大学を卒業してから紆余曲折を経て、全く興味の無かった陶芸家への道を踏み出すまでの物語。

登場人物は変わり者ばかりだったり、設定もかなり無理が有ったりするけれど、最後まで面白く読むことができた。

途中、家族や先祖の話がしばらく続け所が有るけれど、名前がみんな似ていたり誰が何だか混乱するばかり。
これが分かってないと後でストーリが追えなくなるのかとちょっと心配したりしたけれど、この部分はストーリとはほとんど関係ないので、カットして欲しかった。。

「茅ケ崎に背を向けて」は私もサザンオールスターズの中で一番好きな曲。
ここだけは繁太郎と意見が合った(笑)。
知られていないって書いてあるけど、ちゃんとカラオケにも入ってます。





NHK出版

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