toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「女王はかえらない」 降田天

2024年02月27日 | 読書日記

語り手を変えて同じ物語が続いているかのような構成と、呼び名(あだ名)や一人称の使い方で人物を混乱させる。
見事に騙されたけれど、ミスリードのやり方がちょっとあざとい上、(続いているとしたら)矛盾することだらけで、「やられた!」感は無かった。
そもそも第2部はストーリ上必要無いし、ただ読者を混乱させるためだけで、何のために有るのか分からない。

ストーリもイマイチだし、ミステリとしては「何だこれ?」って感じ。
巻末の「このミス」の選評でも絶賛してるのは茶木則雄氏だけ。
この作品と「さんず」しか読んでないけれど、この作者はちょっと合わないかも。。

 

 

2015.1.23

宝島社

 


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