打ち込んでいたことができなくなって不本意ながら別のことをはじめ、やがてそれにのめり込んでゆく・・・と言う良く有るタイプの物語だけど、何重にも仕掛けがして有る。
湊かなえが料理すると、ありきたりなテーマもこうなるのか。。
ちょっと盛りすぎな感じも有るけれど面白く読めたし、圭祐と良太のその後も気になる。
2018.8.23
KADOKAWA
打ち込んでいたことができなくなって不本意ながら別のことをはじめ、やがてそれにのめり込んでゆく・・・と言う良く有るタイプの物語だけど、何重にも仕掛けがして有る。
湊かなえが料理すると、ありきたりなテーマもこうなるのか。。
ちょっと盛りすぎな感じも有るけれど面白く読めたし、圭祐と良太のその後も気になる。
2018.8.23
KADOKAWA
画期的なドローンの開発物語。
ライバル3社が手を組むとか、防衛省との関係での制約とか技術的な問題以上に政治的な問題が有ったり、最後には犯人捜しになったりで「リビジョンA」のような純粋な開発プロジェクト物ではなかったのが残念。
何度も登場する「基盤」は「基板」ですね。
ギャンブルの借金で不正を働くって・・・、こっちの方が先だな。
2016.10.10
文藝春秋
幼馴染の二人の友情物語の体裁で、実は絶滅動物(特にドードー鳥と孤独鳥)の紹介と言った内容で、倫理や思想など複雑な問題を提起もする。
未読だけど「ドードーをめぐる堂々巡り」を執筆した著者自身がモデルのノンフィクションに近い内容なのかも。
理系の私としてはケイナの気持ちは良く分かるし、実際にその立場になってその環境が与えられたら同じ行動を取ったかも。。
そして、無事に孵った原ドードーを百々谷に放鳥したな。
私自身はDNA解析装置の開発に携わったこともあって、分子生物学の知識が有ったから書いてあることが理解できたけれど、一般の人はちゃんとわかったかな?
挿絵には日本語の説明を入れて欲しかった。
あと、334ページの最初の台詞はケイナがしゃべってるので、その中の「ケイナちゃん」は「ボーちゃん」の誤り。
2023.9.14
国書刊行会
年寄りアルアルみたいな内容の短編集。
玉石混交と言った感じだけど、面白い作品の方が多かったかな。。
タイトルは中の一編の内容からだけど、別の方が絶対良い。
このタイトル見て読もうと思う人は少ないと思います。
私も読むの辞めようかなって思った。
2023.9.11
講談社
物語の世界観は京極夏彦とか木内昇や朱川湊人に近いと思うけれど、詰めが甘いと言うか一枚落ちる感じ。
高校の後輩らしいけれど、この作者は合わないみたい。
2015.7.30
KADOKAWA
小さなホテルで働く続力と、そのホテルの筆耕士登録する書道家の遠田薫との奇妙な友情物語。
三浦しをんらしくも有りらしくも無いと言う感じの作品。
三浦しをんの新しい境地ってところかな。
意味不明な表紙のデザインはなんとかして欲しかった。
2023.5.30
新潮社
基本的に右のページに写真、左のページに物語という構成の50の短い物語。
シュールだったりブラックだったり・・・、でもほとんどは意味不明。
2023.7.1
ワニブックス
5月1日に読み終わった(笑)。
真梨幸子らしい先が全く読めない小説。
中盤までは分譲住宅に同時期に越して来た住人達のドタバタ小説だったのが、突然死体が発見されてミステリ風な展開になる。
戸井田敦子のおかげでどんどん話がややこしくなり同時にドタバタ度も増していく。
どう収束するのか全く分からいでいると今度は一転ホラーになって、最後の最後で漸く全貌が明らかになる。
今まで読んだ真梨幸子の中では一番良かったかも。
2023.3.1
実業之日本社