いくつもの話がやがて一つに纏まってクライマックスを迎えるというパターンの物語。
ちょっとドタバタな部分も有るけれど、ストーリは面白いし伏線も見事。
だけど作者はどうしてわざわざこんなに分かりにくく書くんだろう?
それぞれの話は細切れで、時間も前後し、内容もワザとボカシてあるし、現実と妄想も一緒で、後になってようやく理解できるという構成は読みにくいことこの上ない。
1日で読み終わるような作品なのに足掛け3日もかかってしまった。
内容的には満点に近いけど構成は最低!
2016.11.20
光文社