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鉄道全線乗りつぶし記録と撮影記のブログ
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2020-3-21 常磐線全線運転再開(富岡~浪江間)乗車

2020年03月28日 | 乗り鉄日記
3月14日、東日本大震災による原発影響で不通区間となっていた、富岡~浪江間が運転再開となったので乗車してきました。
双葉町・大熊町・富岡町における避難指示区域の解除にあわせて約9年振りの運転再開です。

常磐線は震災時点で、いわき以北は未乗車だったため、鉄路復旧ごと乗車していましたが今回で全線の乗車を達成しました。

●3月21日
【671M】いわき930→浪江1028
2020年総合車両製作所横浜生まれのE531系K480編成に乗車し常磐線全線乗車へ。

【ひたち14号】双葉1130→東京1442
帰路は浪江からタクシーで双葉へ移動し、運転再開区間を走る特急ひたちで東京へ。


■富岡~
富岡駅周辺は沿岸に近いため津波被害を受けたために駅舎を再建。周辺は整備を進めている状況。
富岡から先は西にカーブして内陸部を進みます。
 

■夜ノ森~
夜ノ森駅は旧駅舎を解体のうえで、東西自由通路と橋上駅を新設。
夜ノ森から先も単線で既存区間を進みます。
 

■大野~
大野駅は複線駅を今回開通から単線化。既存駅舎を改修しています。
大野駅~双葉間は下り線のみを復旧し、上り線は保守用、避難用側道として整備されています。
同区間は福島第一原発に最も近接した箇所があります。
 
 

■双葉~
双葉駅も複線化を単線化。駅舎は旧駅舎の北側に自由通路を設け橋上駅舎を新設。
双葉から先も単線の既存区間を進みます。
  
   

■浪江
東京方面から初めて浪江駅に。3月14日からSuicaの首都圏エリアの末端駅となり、同時に無人駅となりました。
  
   

以上によりJRは鉄路にて100%全線乗車を達成しました。

【備忘録】常磐線いわき以北の復旧状況と乗車記録
 2011年
   3月11日 東日本大震災発生により全線で運転見合わせ
   (揺れによるレール屈折・諸設備倒壊、津波による線路・駅舎流出、車両損傷、原発影響等)
   4月12日 亘理~岩沼 再開 → 6月4日乗車
   4月17日 いわき~四ツ倉 再開 → 5月7日乗車
   5月14日 四ツ倉~久ノ浜 再開 → 6月26日乗車(ブログ記事省略)
   5月23日 相馬~亘理 代行バス運転再開 → 2012年5月26日乗車
  10月10日 久ノ浜~広野 再開 → 2012年4月7日乗車
  12月21日 原ノ町~相馬 再開 → 2012年5月26日乗車
  (車両を輸送し孤立復旧ながらも復興に向けた大きな一歩)
 2013年
   3月16日 浜吉田~亘理 再開 → 4月21日乗車
 2014年
   6月 1日 広野~竜田 再開 → 10月18日乗車
 2015年
   1月31日 竜田~原ノ町 代行バス運転 → 7月11日乗車
  (震災後、代行バスにより常磐線全通)
 2016年
   7月12日 小高~原ノ町 再開 → 2017年4月1日乗車
  12月10日 相馬~浜吉田 再開 → 2017年4月1日乗車
  (仙台側の鉄路復旧距離が一気に延びる)
 2017年
   4月 1日 浪江~小高 再開 → 4月1日乗車
  10月21日 竜田~富岡 再開 → 2019年7月19日乗車(ブログ記事省略)
  (残り20.8km!)
 2020年
   3月14日 富岡~浪江 再開 → 3月21日乗車


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